暁 〜小説投稿サイト〜
M?R - メルヘヴン - 竜殺しの騎士
050話
[3/3]

[8]前話 [9] 最初 [2]次話
次々と明らかになっていく事実、頭が追い付かなくなっていくドロシーに一つ一つ解説していくジーク。

まずディアナは誤ってオーブが安置されている部屋に入ってしまった際にオーブに取り憑かれ洗脳され、このメルヘヴンを滅ぼすように仕向けるように欲望を増幅させられた。その後はチェスの兵隊のクイーンとして君臨しながらレスターヴァ城の女王となりその地位を利用し様々な事をした。

そして今、女としての欲望が増幅され自分を手に入れたいという欲望で心の中に入ってきた。だがジークの心の中までオーブの洗脳は届かず今ディアナは正気に戻っているっという事になる。

「つ、つまりディアナは……カルデアを、裏切った訳じゃ、なかった………?」
「そういうことになるな」

ゆっくりと身体をディアナへと向け思わず涙を流しながらこう呟いてしまった。

「お姉ちゃん」

っと。その言葉でディアナの涙腺は崩壊し大粒の涙を流しながらドロシーへと抱きついてしまった。

「ごめんなさい……ごめんなさい………謝ってももう許されないかもしれないけどごめんなさいねドロシー………」
「お姉、ちゃん……お姉ちゃん……ぁぁぁぁ………」

10年という長い時を跨ぎ二人は姉妹とした再び触れ合った。そしてそんな二人を抱きしめるジークはある事を決意しながら静かに記憶を開放しながら天を見た。自分が知っている中で一番強く常識はずれな少年の事を。

「ギンタ、頼むぜ!!」
[8]前話 [9] 最初 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ