Fate/stay night
1165話
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ているのかどうか。
2分されているのであれば、金ぴかを倒してもイリヤも桜も問題なく人間としての機能を維持出来るという可能性が高い。
ただし、そうなると桜がアンリマユの影響を受けて、いわゆる黒化する可能性も出てくる。
この辺、アンリマユの契約をルールブレイカーで消滅させた時にイリヤに逆流しなければいいんだが。
それとも、一旦身体に収まった英霊の魂は他の器には移動しないとかか?
この辺も後で説明して、事情を聞いておく必要があるだろうな。
ともあれ……
「じゃあ、行くぞ」
そう告げ、影のゲートを展開する。
「うわぁ……この沈んでいく感じ、どうしても好きになれないな」
「そう、ね。私も綾子と同意見よ」
影に身体が沈み込む感触が合わなかったのだろう。2人が微妙な表情でそう告げてくる。
「そう言われてもな。影のゲートは俺のメインの移動手段だし、慣れて貰うしかない。それとも、普通に歩いて衛宮の家まで行くか?」
それが危険だというのは、凛も綾子も分かっているのだろう。小さく首を横に振る。
「止めておくわ。向こうに対してアドバンテージを得たいのなら、こっちも多少の我慢は必要でしょうし」
そこまで言う程に嫌か? 俺は既に影のゲートは普通に使いこなしているから、特に何とも思わないんだけどな。
エヴァも同様にそっち関係では特に何とも思っていないし。
……いやまぁ、エヴァの場合は吸血鬼だからな。身体を蝙蝠とかにも出来る以上、影のゲート云々って問題じゃないんだろう。
ともあれ、身体が影の中へと沈み……そして次の瞬間には衛宮の家の近くにある影から俺達3人は姿を現す。
少し行った場所には衛宮の家。
特に何が起きているといった様子ではない。
3人で顔を合わせて小さく頷き……そのまま衛宮の家へと向かって歩き出す。
そして衛宮の家の玄関へと向かい……
「あっれー? 遠坂さんだー。美綴さんも? えっと、そっちはアーク君だったわよね? 士郎の家に何か用?」
丁度玄関から出て来た人物と鉢合わせる。
その人物に、俺は見覚えがあった。
……タイガー。まさかこんな場所で会うとは。
いや、ここが衛宮の家である事を考えれば、ある意味当然、か。
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