25 グリーン対キョウ
[2/4]
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
てるんだ?」
イミテ「見えない壁があるようです」
グリーンはパントマイムのように壁に触れる。
キョウ「……ファファファ!」
グリーン「変なコスプレしたおっさんが壁の向こうにいるぞ!」
キョウ「変なコスプレではない、忍者だ!」
グリーン「忍者? いい歳して何言ってんだこのおっさん」
キョウ「おのれ小童め、バカにしおって!
……まあよい。お主はここにたどり着くことすらできんのだ。
見えない壁を永遠にさまようがよい! ファファファ!」
グリーンはキョウの肩を叩く。
グリーン「よう」
キョウ「なんだと!?」
グリーンとキョウの間に壁は無い。
キョウ「お主、どうやって……!?」
グリーンは眼鏡のようなものをかけている。
グリーン「シルフからかっぱらってきたシルフスコープだ。
こいつで壁がはっきり見えるぜ。ご丁寧に道案内の矢印まで書いてあった。
こんな使い方もあるんだな」
キョウ「おのれ小癪な!」
キョウはモンスターボールを構える。
キョウ「小童ごときが拙者に闘いを挑むとは片腹痛いわ!
毒をくらったら自滅! 眠ってしまったら無抵抗!
忍の技の極意! 毒ポケモンの恐ろしさ、受けてみるがよい!」
グリーン「壁なんかで小細工してねーで最初からそうしてりゃいーんだよ」
レフェリー「使用ポケモンは3体。
手持ちが3体以下の場合は手持ち全て。
使用できる道具は挑戦者は無制限、ジムリーダーは4つまで。
ジムリーダーは挑戦者のバッジの数により定められたポケモンを使用すること。
使用できるポケモンがいなくなったら負け。
反則行為は即失格」
キョウ「お主、ジムバッジは幾つ持っておる?」
グリーン「3つだが手加減なんかいらねえぜ。
ちなみに俺はこいつしか手持ちがいない!」
グリーンはモンスターボールを構える。
キョウ「その心意気や良し!」
レフェリー「では、始めっ!」
グリーン「いけっ、フーディン!」
キョウ「……ファファファ!」
グリーン「笑ってないでポケモン出せよ」
キョウ「既に出しておる。そのシルフスコープとやらでよく見てみるがよい」
グリーン「なんだと?」
グリーンはシルフスコープで辺りを見回す。
バトルフィールドは肉眼では見えない壁で囲まれている。
相手のポケモンはおろか、これといって変わったものもない。
グリーン「何もねえじゃねーか」
シルフスコープを外す。
すると見えなくなった壁の一部だけが確認できる。
それはうねうね動く紫色の物体に変わる。
キョウ「隙あり! ベトベトン、毒々攻撃!」
壁だったものは身体からヘドロを撒き散らす。
グリーン「
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ