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ポケットモンスター 急がば回れ
25 グリーン対キョウ
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てるんだ?」

イミテ「見えない壁があるようです」

グリーンはパントマイムのように壁に触れる。

キョウ「……ファファファ!」

グリーン「変なコスプレしたおっさんが壁の向こうにいるぞ!」

キョウ「変なコスプレではない、忍者だ!」

グリーン「忍者? いい歳して何言ってんだこのおっさん」

キョウ「おのれ小童め、バカにしおって!
……まあよい。お主はここにたどり着くことすらできんのだ。
見えない壁を永遠にさまようがよい! ファファファ!」

グリーンはキョウの肩を叩く。

グリーン「よう」

キョウ「なんだと!?」

グリーンとキョウの間に壁は無い。

キョウ「お主、どうやって……!?」

グリーンは眼鏡のようなものをかけている。

グリーン「シルフからかっぱらってきたシルフスコープだ。
こいつで壁がはっきり見えるぜ。ご丁寧に道案内の矢印まで書いてあった。
こんな使い方もあるんだな」

キョウ「おのれ小癪な!」

キョウはモンスターボールを構える。

キョウ「小童ごときが拙者に闘いを挑むとは片腹痛いわ!
毒をくらったら自滅! 眠ってしまったら無抵抗!
忍の技の極意! 毒ポケモンの恐ろしさ、受けてみるがよい!」

グリーン「壁なんかで小細工してねーで最初からそうしてりゃいーんだよ」

レフェリー「使用ポケモンは3体。
手持ちが3体以下の場合は手持ち全て。
使用できる道具は挑戦者は無制限、ジムリーダーは4つまで。
ジムリーダーは挑戦者のバッジの数により定められたポケモンを使用すること。
使用できるポケモンがいなくなったら負け。
反則行為は即失格」

キョウ「お主、ジムバッジは幾つ持っておる?」

グリーン「3つだが手加減なんかいらねえぜ。
ちなみに俺はこいつしか手持ちがいない!」

グリーンはモンスターボールを構える。

キョウ「その心意気や良し!」

レフェリー「では、始めっ!」

グリーン「いけっ、フーディン!」

キョウ「……ファファファ!」

グリーン「笑ってないでポケモン出せよ」

キョウ「既に出しておる。そのシルフスコープとやらでよく見てみるがよい」

グリーン「なんだと?」

グリーンはシルフスコープで辺りを見回す。
バトルフィールドは肉眼では見えない壁で囲まれている。
相手のポケモンはおろか、これといって変わったものもない。

グリーン「何もねえじゃねーか」

シルフスコープを外す。
すると見えなくなった壁の一部だけが確認できる。
それはうねうね動く紫色の物体に変わる。

キョウ「隙あり! ベトベトン、毒々攻撃!」

壁だったものは身体からヘドロを撒き散らす。

グリーン「
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