提督、流石に悩みまくる&ちょっぴり後悔
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落ち着いて!!ほら本当に落ち着いて!!」
「飛んでっけぇええ〜!!!!」
「やっべえっぞ長門さん!マジでマリアさん壊れた!!」
「三式弾、セット、レディ!!」
「おい馬鹿止めろ!!マリアさんが穴だらけになる!!!そこにあるマイクパス早く!!」
暫くお待ちください………。
「ご、ごめんなさい漸く落ち着いた………」
「まあうん、落ち着いたなら良かったよ」
「(まさかマイクを渡したらそのまま歌いだすとは思わなかったな………)」
「それで提督、その会合受けるのかしら?」
「上層部に報告など出来んからな………言ったとしても信じられないだろうし」
「其処なんだよなぁ………」
正直一鎮守府が抱えきれる問題と言うレベルをとっくに超えてしまっている。それでも本部に報告などしても信じられず妄言といって無視されるのが当然、且つ信じられたとしても応じると答え大艦隊で待ち伏せ一気に壊滅させる事が目に見えている。それが軍としては当然なのかもしれないが提督にはそれは出来ない。
「ヲッ茶淹レタヨ」
「ああすまないなヲッちゃん、ホラ提督」
「ああ」
今自分達の仲間となっているヲッちゃん、彼女とは既に3ヶ月以上の付き合いになるが自分達の力になってくれ共に戦ってくれている。彼女は全面的に信頼できるしその彼女が問題ないと太鼓判を押している。ならば信用したい。何より、彼女ら深海棲艦の大戦力である彼女らに問いたい事がある。
―――君達は一体何なのか?
―――なぜ制海権を人類から奪ったのか?
―――人類と戦い続けるしかないのか?
などといった事よりも先に浮かんだ質問があった。
「名前を、聞いてみたいな」
「名前………?」
「ああ。港湾棲姫、離島棲鬼、戦艦棲姫、それらは我々が付けた名前だ。聞いてみたいのさ、あの子達の本当の名前を」
提督はその一心で、書類に了承のサインをしヲッちゃんを特使として派遣した。
―――返信ガ、来タ……物好キナ人間ダ。
―――全クダ。デモ正直ホットシテイルダロウ、オ前?
―――喧シイゾ軽胸部装甲。
―――ヒドイ!!?
―――オ姉チャン、ドウスルノ?
―――勿論会ワセテ貰ウ。ソノ提督トヤラニ。
「………長門さん、正直言って良い?」
「な、なんだ?」
「超怖い」
「私もだ」
【―――急ナ要請ヲ飲ンデ頂キ感謝スル。二日後、鎮守府ヘト向カウ】
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