暁 〜小説投稿サイト〜
呼んで欲しくない者 
第五章
[2/2]

[8]前話 [9] 最初

「広く知られて常識になりますと」
「悪魔としてはです」
「面白くありませんね」
「まことにな」
 アスモデウスはぼやいた、そうしてだった。
 彼は領地の政治に召喚を受けての仕事もした、どうにも面白くないものを感じながら。そしてぼやき続けるのだった。
「悪を悪として認められたいな」
「はい、悪魔としては」
「そうでなくては張り合いがないですね」
 家臣達も彼と同じ顔で言う、悪魔として。


呼んで欲しくない者   完


                        2015・9・23
[8]前話 [9] 最初


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ