第四章
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の一人にして大公である」
「貴殿がですか」
「左様、その余の剣術を見たいか」
「それ故に参上しました」
木久蔵はベールにありのまま答えた。
「こちらまで」
「わかった、それではだ」
「はい、それでは」
「その望み適えよう」
「ベール殿の剣技を見せて頂くのですか」
「これよりな」
「それは有り難きこと。ただ」
木久蔵はベールが自分の申し出を受けてくれて喜んだ、だがそれと共に彼にこうも言ったのだった。
「一つお聞きしたいことがあります」
「何か」
「ベール殿は剣を使われるといいましても」
「この姿ではか」
「はい、蜘蛛のお身体です」
その蜘蛛の身体を見ての言葉だ。身体の大きさな人と同じ位で手足を入れるとその数倍は優にある程だ。
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