第一章
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ているよ」
「魔界の魔神の中でも相当に広いご領地を持っておられてね」
「お城も凄いんだ」
「地上のどの宮殿よりも凄いんだよ」
「わかった、では東に行くでござる」
木久蔵は東と聞いて言った。
「そしてベール殿を実際にお会いするでござる」
「そうするんだね」
「じゃあ東まで行ってね」
「それでベール様の剣術を見てね」
「その目で」
「教えて頂きかたじけない」
瞑目する様な顔でだ、木久蔵は悪魔達に礼も言った。
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