第五章
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が二度と起こらない様に」
「しないといけないね」
劉は前を見つつ自分の横にいる曹に話した。
「本当にね」
「全くですね」
「その為にはね」
「強くならないと駄目ですね」
「市民を守る、そして何よりも悪い奴等に悪いことを起こさせない」
「僕達が強くなって」
「そうだよ、強い警官を見たら悪い奴は怯むから」
それで悪事をしようという気持ちをなくすからだというのだ。
「警官はまず強くあること」
「それが第一ですね」
「私はそう思うよ」
「だから僕も」
「そうなんだね、じゃあね」
「はい、強くなります」
「強く正しくあれ」
劉はこうも言った。
「警官はね」
「市民と治安を守る為に」
「そうならないと駄目なんだよ、ではね」
「これからもですね」
「私は強くなるよ」
「じゃあ僕も」
曹も決意した、それでだった。
彼はこの日からもだった、修行に励んだ。そして劉と同じ様に強くなった。それが彼の選んだ警官としてのあり方だった。
強い警官 完
2015・6・24
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