暁 〜小説投稿サイト〜
白い虎
5部分:第五章
[2/2]

[8]前話 [9] 最初
なかった」
「そういうことになりますね」
 これが彼に話すことだった。
「じゃあまあ。撃たないってことで」
「あの虎はあのままにしておこう」
「ええ、そうしましょう」
 こう話してだった。そのうえでだ。
 マドールはライフルを背中に戻してそのうえでだ。その場を去った。ガイドもそれに続く。
 池のところには水を飲むその白い虎がいた。その姿はあまりにも美しく。そこにいるだけでだ。芸術の世界をそこに作り出していた。


白い虎   完


              2011・2・23

[8]前話 [9] 最初


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ