Another30 裏切り
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ゃな……生まれはともかく、ゼロとアクセルはこの世界に必要な存在なんじゃ…ともかく、何とかカタがついたグワな…。初めてエックス達と会った時、わしは争いごとに巻き込まれるのが何よりも嫌じゃった。じゃが、逃げ回るだけでは解決しないことがあるのを、知ったグワ…。わしの技術がエックス達の戦いに役立ったことを、今は素直に喜べるよ」
いつも頑固なガウディル博士が恥ずかしそうに言うのを見て、アリアとアイリスは互いに見遣ると笑みを浮かべた。
3日後、精密検査を終え、レジスタンス達に別れを告げるとゼロ達はいつものそれぞれの場所に向かう。
エックスとルインもモニタールームに向かうとアル長官とナナがいた。
アル「改めて礼を言わせてくれエックス…リベリオンのやり方に疑問を持ち、レジスタンスとして戦ってきたが…正直言って、君の力が無ければここまで来ることは出来なかった…ありがとうエックス!!君は最高のイレギュラーハンターだ。エール、スパイダー、そして数多くの仲間達…。彼らが信じて、ついてきてくれたことが無駄にならないよう、私はこの地に平和を築かねばな…エックス、君にはきっとまた別の任務があるのだろう。君がこの地を去っても、ギガンティスに平和をもたらした英雄が、誰なのか…。皆、忘れることはないだろう。本当にありがとう、エックス」
アル長官の礼が終わったのを見計らい、ナナがエックスとルインに歩み寄る。
ナナ「終わりましたね、エックス、ルインさん…。もう転送は必要ないです。戦いに行くエックスの背中を見送ることが出来なくなるのは、嬉しいことなんだけど…。何だか、ちょっぴり寂しい気もします」
エックス「ナナ?」
ナナの様子が少しおかしいことに気付いたエックスだが、次のナナの発言に吹っ飛んでしまう。
ナナ「ルインさん。エックスと絶対に幸せになってください。私、お2人の結婚式には絶対に出席しますから」
ルイン「え!!?あ、いや…その…」
赤面するルインだが、ナナの真剣な表情に、恥ずかしそうに頷いた。
アル「そろそろヘリポートに向かった方がいい。迎えが来る頃だ」
エックス「あ、はい」
アル長官に促され、ヘリポートに向かうエックスとルイン。
ナナ「(エックス…ルインさんと幸せになってください)」
想い人と想い人の恋人の背中を見つめるナナ。
彼女の心はとても穏やかだった。
ヘリポートに向かう途中、エッ
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