第1章:修正の始まり
第11話「修正の第一歩」
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の強さが分かるから。」
...自覚なしの強者って、恐ろしいな。
「じゃあ、会社に戻るぞ。はい、詰め込んで詰め込んで。」
「...この人達をですか?」
「当然。」
“そんな、荷物のように...”とか言いながら気絶している女性たちをトラックに詰め込んでいく。...あ、ちゃんと人払いは済ませてあるぞ?
その日、どこからともなく複数の女性の叫び声が聞こえたそうだが、ナンノコトヤラ(棒)
「...結局、特に収穫はなしか。」
「捨て駒だったみたいだねー。」
翌日、俺と束は尋問した女性の情報を纏めていた。
「捨て駒ならこのまま解放しても消されるだけだな。」
「私としてはどーでもいーけど、あっ君とかは後味悪そうにしそうだなぁ...。」
秋十君も、ユーリちゃんも優しいからな。...マドカちゃんは秋十君を護るためなら冷酷になるから論外になるけど。
「いっその事、うちで雇ってしまえば?」
「えー?女尊男卑に染まったクズだよ?メリットがないよー。」
...結構言う事キツイな、束...。
「俺たちは女尊男卑をなくすんだろ?女尊男卑に染まったのなら、さらにその上から正しい常識で染めればいい。たった数人だ。この程度、どうって事ないだろ?」
「....うーん...そう、だね...。」
歯切れが悪いが何とか納得したみたいだ。
「じゃあ、彼女らを常識に染めるついでに私をさー君色に染めt」
「そぉいっ!!」
やはり変な事を口走った束にチョップを....って、何っ!?
「ふっふっふー、甘いよさー君!」
「躱した...だと!?」
束は俺のチョップを躱し、そのままソファーに押し倒してきた。
「私だってさー君の動きはよーく知ってるんだよ?」
「くっ...!(抜け出せない...!)」
束も俺ほどではないが、とんでもない身体能力を有している。そのせいか、俺でも束から抜け出せん...!
「なにを...する気だ...!」
「なにをって....ナニ?」
「おまっ....!?」
いや、まぁ、束の想いは薄々どころか確信してたけどさ...!まさか、こんな強引な手段に出るなんて...!
「私、もう我慢できないんだよ...。」
「束....。」
頬をほんのりと赤らめながら、束が俺に迫ってくる。
抜け出せないし、万事休すか...?
―――ガチャッ
「桜さん、束さん、少し休憩に―――」
「「....あ。」」
唇と唇が重なる寸前、ドアが開いてユーリちゃんが入ってくる。
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