第1章:修正の始まり
第11話「修正の第一歩」
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ニュースで織斑一夏の事が放送された。
「いやぁ、騒ぎになってるな。」
「...それで、いつ頃俺たちの事も公表するんですか?」
未だに不安そうな秋十君がそう聞いてくる。
「うーん...明日?」
タイミング的にも、それぐらいがいいだろう。
〈では、次のニュース....っ!?し、失礼しました。き、緊急ニュースです!〉
入ってきた情報(俺らの事)に驚くニュースキャスター。...むしろ、この程度で済んでるから流石と言うべきか。
〈最近、話題となっている会社、ワールド・レボリューションから以前からISの男性操縦者を保護していたとの情報が来ました。えー、詳細は今日の正午からの会見で説明する模様です。〉
そう言って、次のニュースへと入っていく。結構重要なニュースなのに少ししか動揺しないなんてプロだな。
「さて、さっさと行って準備するか。」
「え、俺も何かしないといけないんですか?」
会見する場所に早めに行こうとする俺に、秋十君はそう聞いてくる。
「うーん...いや、奥に居といてもいいよ。俺が大体説明するし。」
「あ、そうなんですか?」
「まぁ、場合によっては秋十君も何か言ってもらうかもね。」
「えっ。」
とにかく会見する場所へ向かわなければな。
「うわぁ...結構いる...。」
「急な会見なのに、よくこれだけ集まったな...。」
正午になり、俺たちは集まっている人達を陰から覗く。
「...束さん、ホントに大丈夫なんですか?」
「大丈夫だって。変装もバッチリだし、声も変えられるよ。」
今の束の恰好は、架空の社長である篠咲有栖で、束のウサ耳を外して髪を茶色にした感じだ。(案外、これでばれないものなんだな。)
ちなみに俺は、髪を後ろに束ねているだけだ。
時間が来て、俺と束は会見するために出る。
「えー、本日は、急な会見にお集まりいただき、ありがとうございます。」
フラッシュで少し目が眩む。あ、ちょ、焚きすぎ!
「先日初の男性操縦者が現れた事で騒ぎになっていますが、実際は彼が初の男性操縦者となります。彼は三年前にISを動かせることが分かっていましたから。」
束(変声済み)が隣に座っている俺を紹介する。
さらに俺に対してフラッシュが焚かれる。目が悪くなりそうだけど俺は動じない。
「篠咲桜と言います。容姿と名前が女性に近いですが、これでも男性なのであしからず。」
「そして、もう一人の男性操縦者は篠咲秋十と言い、彼の弟に当たります。動かせる事が分かったのは、二年前です。」
秋十君の事も紹介する。...まぁ、この場に
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