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雷の第一世代
火竜と紫雷と猿と牛
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「延長よ!延長!ねぇっ!」

ルーシィが訴えるも、ホロロギウムからの返答はない。

「ルーシィ、ちょっと下がってて」

キアラの言葉にルーシィは首を傾げる。
そしてキアラを見ると帯電していた。

「わたしがこの猿に尋問するから」

そう言ってくるりとルーシィの方を向いて笑った。
ルーシィはそんなキアラに少し恐怖を抱いた。

「おい、エロザル!マカオはどこだ!」
「俺知らん」
「よし、わかった」

ゴン!
バルカンの頭にキアラの雷を纏った鉄拳が落ちた。

「ど・こ・だ?」
「しらn」
「うおおおっ!やっと追いついたー!」

バルカンが答えようとしたその時、ナツが登場した。

「おい、サル!マカオはどこだ!」
「ウホ?」
「言葉解るんだろ?マカオだよ!人間の男だ」
「男?」
「そーだ!どこに隠した!」
「うわー、隠してるって決めつけてるー」

キアラが突っ込んだ。

「ウホホ」
「おおっ!通じた!」
「どこ!?」

バルカンが此方だ、とでも言う様に手招きをすると、ナツとキアラはなんの疑いも持たずについていく。
そして穴の下をバルカンが指差すとつられる様にナツが覗く。
するとバルカンがいきなりナツの背中を押した。

「あ?・・・ああああああぁぁぁぁぁっ!」
「ナツー!」

ナツは一瞬何が起こったのかわからなかったが、すぐに状況がわかり、重力に抗って谷底へと落ちていった。
キアラも一瞬唖然としたが、すぐさま状況がわかり、叫んだ。

「やだっ!ちょっと・・・死んでないわよね、ああ見えて凄い魔導士だもんね・・・!きっと大丈・・・」
「男いらん、男いらん、、女〜、女〜!ウッホホホー!」
「女女!ってこのエロザル!ナツが無事じゃなかったらどーしてくれるのよっ!」
「ルーシィ落ち着いて、ナツなら大丈夫」
「落ち着くなんて出来ない!開け・・・金牛宮の扉・・・タウロス!」

キアラが宥めようとしたがルーシィは聞かずに金の鍵を手に取った。

「MOーーーっ!」
「牛!?」
「あたしが契約している星霊の中で1番パワーのあるタウロスが相手よ!エロザル!」

筋肉がついた星霊の牛、タウロスが出てきた。
が、

「ルーシィさん!相変わらずいい乳してますなぁ。MO、素敵です」
「そうだ・・・コイツもエロかった・・・」
「何こいつ・・・エロいんですけど」

女子には不評だった。

「ウホッ、オデの女とるなっ!」
「オレの女?」
「それはMO、聞き捨てなりませんなぁ」
「そうよタウロス!あいつをやっちゃって!」

やっとタウロスの気合いが入った、と思った、が

「『オレの女』ではなく『オレの乳』と言ってもらいたい」
「もらいたくないわ
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