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雷の第一世代
火竜と紫雷と猿と牛
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ま、いいんじゃない?」

ルーシィのことを見て呟くナツとハッピーとキアラ。
すると気が済んだのかルーシィがこちらにやって来た。

「その毛布貸して・・・」
「ぬお」

そしてナツの荷物であった毛布を奪い取り、手に銀の鍵を持った。

「ひひ・・・ひ・・・開け・・・ととと・・・時計座の扉、ホロロギウム!」
「おおっ!」
「時計だぁ!」
「星霊だぁ!」

ゲートを通り、手足が長く、胴体が置時計でできた星霊が出てきた。

「『あたしここにいる』と申しております」
「何しに来たの?」

ルーシィのあまりの発言にキアラが突っ込んだ。

「『何しに来たと言えば、マカオさんはこんな場所に何の仕事をしに来たのよ!?』と申しております」
「知らねぇでついてきたのか?」
「凶悪モンスター『バルカン』の討伐だよ」

それを聞いたルーシィは怯えた。

「『あたし帰りたい』と申しております」
「はいどうぞと申しております」
「あい」
「帰るなら気をつけてねと申しております」

ナツ、ハッピーにキアラまでもが見捨てた。

「マカオー!いるかー!」
「バルカンにやられちまったのかー!」
「ロメオが待ってるよー!」
「マカオー!」

3人の呼び掛けにマカオは未だに応えない。
と、そこに黒い影が現れ、3人に攻撃を仕掛けたが、ナツとキアラは横に飛んで避けた。

「バルカンだー!」
「ウホッ」

ナツとキアラが戦闘体勢を取るが、バルカンはルーシィの方へと向かっていく。

「え?」
「人間の女だ。しかも2人」
「え?2人?・・・ってわたしも!?」

ルーシィの目の前までやって来たバルカンはルーシィをホロロギウムごと肩に抱え、キアラもヒョイっと脇に抱えた。

「おお、喋れんのか」
「『てか助けなさいよォオオオオ!』・・・と申しております」
「何でわたしまでぇええええ!?」

ナツは拳と拳を合わせ、呑気に気合いをいれ、ルーシィとキアラの叫びが空しくそこに残った。
















「『なんでこんな事に・・・なってる訳〜!?』と申されましても・・・」
「わたしも分かんない」

その少し後、ルーシィとキアラはバルカンに氷で覆われた洞窟に連れてこられていた。

「ウッホウホホ、ウホホホ〜」
「ここってあの猿の住処かしら。てか、ナツはどうしちゃったのよ〜・・・」
「て言うか何かこのバルカンご機嫌じゃない?」
「女♪」

バルカンがルーシィに近づいた。
その瞬間。
ボフン、と音を立ててホロロギウムが消えた。
どうやら星霊界へ帰ったようだ。

「ちょ・・・ちょっとォ!ホロロギウム、消えないでよ!」
「時間です。ごきげんよう
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