暁 〜小説投稿サイト〜
普通だった少年の憑依&転移転生物語
【ソードアート・オンライン】編
117 黒白剣舞(モノクロ・ダンス)
[1/5]

[8]前話 [1] 最後 [2]次話

SIDE 《Teach》

紆余曲折──かつてのトラウマを掘り起こされたりした≪笑う棺桶(ラフィン・コフィン)≫討伐戦=B結果は(おおむ)ね上々≠ニ云える着地点だった。

……しかし──やはりと云うべきか、見せしめ≠ニは云え、無抵抗となっていた《PoH》の命を奪った事はそれなりの顰蹙(ひんしゅく)を買ったが、その不満や不信を訴える声も仕方無かった派≠ノより沈静化している。

……ちなみに、コレンの処断については≪異界竜騎士団≫からの除籍+観察処分≠ニいう着地点に落ち着いた。その処分について──とりわけ監視≠付けられる事について、コレンは怒り心頭の様相を見せたが…

―……≪笑う棺桶(ラフィン・コフィン)≫の残党に怨みを買ってるんじゃないのかねぇ? ……なぁ、≪笑う棺桶(ラフィン・コフィン)≫の裏切りものさん≠謔ァ…?―

……なんて囁いたら、コレン手の平を反した様な態度で観察処分≠受け入れた。

閑話休題。

「さて、今日も攻略するか!」

「「おっしゃあ!」」

最前線は73層を突破したばかりの74層。【ソードアート・オンライン】が開始されて以来1年半以上の月日が経過しているアインクラッド内には、何となくではあるが──焦燥≠フ色がある様に感じた。

SIDE END

◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆

SIDE 《Kirito》

「あ゛〜っ、死ぬかと思ったぁ…」

「……やっぱ二人だけじゃ無理だったか…。アレ≠ノは(タンク)を充実させて次々にスイッチさせていく様な感じが一番安全パイだよねぇ…」

74層の攻略に乗り出して1週間。俺とアスナはボス部屋から最寄りの安全エリアで疲労困憊(ひろうこんぱい)──と云った(てい)になっていた。……≪異界竜騎士団≫──うちのギルドがボス部屋を見付ける事は多分にあるが、それは大体ティーチの班が見付ける事が多い。

今回は珍しくも俺とアスナのペアが見付けたので、好奇心半分偵察半分≠ナボス部屋の中を覗いてしまった。

……それがこのザマである。

「……まぁ、詳しいレイドの構成はティーチ君とお姉ちゃんも交えてまた改めて相談しなきゃね」

アスナはボス戦での展望についてそう締め括った。フロアボス戦の攻略会議の主導権を握れるのは、そのボス部屋を発見した事を一番に≪鼠のアルゴ≫に届け出たギルド──またはプレイヤーで、その旨の文も明文化もされている。

……ちなみこれを決めたのアインクラッド内二大攻略ギルド≠フ団長であるヒースクリフとティーチで、≪鼠のアルゴ≫な理由はアルゴは一番中立的に動けるから>氛氓セそうだ。

閑話休題。

≪DDD≫が攻略の主
[8]前話 [1] 最後 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ