【ソードアート・オンライン】編
116 感謝の言葉
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……それは無いとして、多少の差異は在ってしかるべきだよね。……と云うより、それならいっそキリト≠ノ憑依とかでも良かったろうに…―
今になって判る事だが、その通りだった様だ。
―ユウキの生存≠セってそう。ユウキとアスナが出会わなければアスナはどうやってお母さんと向き合うの? ……え? リュウはボクに自分の望んだ事の尻拭いをさせるつもりじゃないよね?―
そんな事は判らされている。身に染みて理解した。……しかし覆水は盆に還らない。
―……言いにくいんだけどね。……だってリュウが神サマに変な注文をつけてなかったら、ボク達≠ヘ多分ここに居なかっただろうし…。……キリトも原作£ハりにビーター≠ノなっていただろうね。……リュウが見たかったのはそういう世界≠ネんでしょ?―
そう云われれば、ユーノ云われた通りにも思える。……俺が見たかったのはキリトが好きなアスナ∞献身的に身を引くリーファ∞トラウマに立ち向かうシノン>氛氓サして、アスナとユウキ涙無しには語れない友情≠セった。
つまり俺が好きなのは【ソードアート・オンライン】と云う原作≠セったのだ。
「……世界はいつだってこんなはずじゃなかった事ばっかりだよな」
そこに気付くのは遅すぎた。……ユーノに打ちのめされ、塒にしていた宿で腐っていた時に、とあるポンチョの男≠ゥら人の心を解すかの様な声音≠ナ、甘美な誘いを掛けられた。
―よう、お兄さん湿気た顔してるな。ちょっとイイ話≠ェ有るんだが──お兄さんも一口乗らないか?―
原作≠知っている俺はポンチョの男≠ノついて知っていたが、当時は世捨て人の様な精神状態だった俺は、その甘美な毒に一も二もなく飛び付いた。
……そして、あろう事か、人を殺めてしまった。
じろり、と自分の橙≠フアイコンを睨めつける。人を殺めた方法は麻痺によるMPK。……麻痺毒付きのピックで意図的に麻痺させた時点でオレンジになっている。
もちろん、後悔もある。……唆されただけだ>氛氓ネんて愚かな事も言わない。
今日は団長≠フ話では≪笑う棺桶(ラフィン・コフィン)≫討伐隊≠ネるものが来るらしい。他の同類≠煖Cが立っていて、俺もそんな雰囲気に当てられていた。
(……誰でも良い──誰か俺を□□てくれ…)
――「≪笑う棺桶(ラフィン・コフィン)≫討伐隊≠セ! 反抗しても良いが手足の1本や2本は覚悟してもらう!」
その声≠ェ拠点に響いたのは、、そんな事を望んだ時だった。
SIDE END
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SIDE《Teach》
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