【ソードアート・オンライン】編
116 感謝の言葉
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――「≪DDD≫からも、だって…?」
俺の発言に討伐隊≠フ皆はざわめく。頃合いを見計らって更に続ける。……俺は討伐隊≠ノ物申したい事が有ったので、≪笑う棺桶(ラフィン・コフィン)≫に対する隔意を──いつぞや≠フ様に扇動していた。
「……もちろん、≪笑う棺桶(ラフィン・コフィン)≫と云う確証は無い。……しかし、これ以上奴らをのさばらせては置けない≠ニも痛感した次第で皆にも声を掛けさせてもらった」
これは俺の≪笑う棺桶(ラフィン・コフィン)≫がこれ以上憚るのを許してはならない>氛氓ニ云う本音と、≪笑う棺桶(ラフィン・コフィン)≫を見せしめ≠ノして他の殺人者′。制を兼ねている>氛氓ニ云う建前をちょうど良い塩梅で混ぜた論説である。
(……よし、掴み≠ヘ悪くないみたいだな)
皆が頷いているのを確認しながら──俺の論弁が皆の道徳観念から外れていないのを確認しながら続ける。
「しかし、だ。≪笑う棺桶(ラフィン・コフィン)≫討伐隊≠ニは大仰な言い回しだが、実際に狙うのは討伐≠ナはなく捕縛≠ナあると云う事を留意しておいてもらいたい。……なにも、要らぬ血で手を汚す必要は無いからな」
要らぬ血≠ェあると云う事は要る血≠ェ必要であると云う事だが、そこは詳らかに語ってやる必要は無い。殺人者¢S体に対しての見せしめ≠ェ≪笑う棺桶(ラフィン・コフィン)≫であるように──≪笑う棺桶(ラフィン・コフィン)≫に対しての見せしめ≠ナ誰かに血を流させる予定だ。
攻略の為に仕方なく>氛氓ニは言わない。攻略に邪魔だから>氛氓ニ、至極利己的な理由でそいつ≠フ人生の幕を降ろさせてもらう。
「……蛇の道は蛇>氛氓ヒ」
「あ? なんか言ったか?」
「いや、何でも無いさ。……さぁ行くぞ、回廊オープン=v
俺の投げ遣りな呟きに、無理を推して討伐隊≠ノ参加してもらっているクラインが反応するが、そんなクラインの厚意をはぐらかしながら回廊結晶≠ナ予めセーブしておいた、≪笑う棺桶(ラフィン・コフィン)≫が居る──と目される拠点へと≪笑う棺桶(ラフィン・コフィン)≫討伐隊≠引き連れて向かうのだった。
SIDE END
◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆
SIDE 《Ryu》
―違う≠チて…。それ、八つ当たり──もとい、自業自得って判って言ってる? ……もしそうならあんな特典≠望んでおいて、それはないんじゃない?―
ユーノに言われた事は、今でも脳内でリフレインされている。
―……主人公の抹消≠ネんて望んで、リュウは原作通り≠ノいくと思ってたの?
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