【ソードアート・オンライン】編
114 見てみぬ振りのツケ
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「……つまりティーチ君は“聞き耳”のスキルで盗聴されるのを恐れたという事? ……それとその狼≠ウんが≪笑う棺桶(ラフィン・コフィン)≫に通じている可能性も考慮しているんだね」
ユーノの言葉に首肯でもって応える。さすがと云うべきか、俺の言いたかった事を──羊の皮を被った狼≠ニな、聊か迂遠気味にした比喩だったが、ユーノは直ぐに気付いてくれた。……それも註釈まで添えてくれたので話の手間が省ける。
「……ティーチ君からして白≠「のは?」
「……俺とユーノはもちろん間違いなく白≠ニ断定出来るとして、キリト、アスナ、エギル、リーファ、リズも白=Bそして灰色にかなり近い白≠ェシリカ。……後の後期加入メンバーは灰色に近い白≠セな」
「……シリカも?」
シリカが入っているのを驚いたのか、ユーノは目を黒白とさせる。……確かにシリカは≪DDD(うち)≫のギルドでは最年少だが──シリカにも不審な点はあるので、限りなく灰色に近い白≠ニして、一応の考慮しておく。
ちなみにリズとは──リズベットはアスナとユーノがスカウトしてきた鍛冶師で、≪DDD(うち)≫の縁の下の力持ち%Iな存在となっている。……寧ろ≪DDD(うち)≫の生命線≠ニも云えるほどの存在となっている。
閑話休題。
「シリカの使い魔はどこで死んだ?」
「……確か40層って聞いてるけど──あれ? 40層なんて場所でシリカはミスしたっけ?」
「ああ。だからだよ。……もちろん──所謂亜種≠ェ出たとかも考えられるが…。……その辺はシリカに後で聞いてみるよ」
俺の言葉で会話が止まり、その日は解散となった。
◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆
後にシリカに使い魔の──ピナの死の顛末を訊いたところ、俺の推測通り亜種≠ェ出たからだそうだ。後から加入してきたメンバーを──云ったら悪いがお荷物≠抱えていたら、他のメンバーよりいくらかシリカでも捌ききれなかったらしい。
(……その時のメンバーはラン、、ジンジャー、ダンケル、マスツグ──そしてシリカか…)
シリカにとっては怖いことを思い出させる様で酷な話だが、シリカに当時≠フメンバーを聞いたのは、そのメンバーの中に下手人が居ると取り敢えず推測している。
……ピナが死んで《プネウマの花》を取りに行くまでの期間は、少なくとも1日は有ったとシリカは語っていて──その1日の期間で殺人者≠ノ連絡を回すのは難しくない考え、当時のメンバー≠ネらより早くピナの死亡を知る事が出来たし──その計画について推考を重ねるのも難しくないと思ったからだ。
ちなみに≪異界竜騎士団≫──うちのギルドは基本
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