Fate/stay night
1164話
[4/5]
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
ゃないわよ! きちんと場所を選んで置いてあるわよ」
「……凛の部屋とかには無造作に宝石とか置いておかれてるけどな」
「あのね、私の部屋は別に変な場所とかじゃないでしょ」
何故凛の部屋について詳しいのかと言えば……うん、まぁ、考えるまでもないよな。
ここ何日か、凛のベッドで朝を迎える事が何回もあったのは事実だし。
うん? 宝石? なるほど。
「じゃあ、こんなのはどうだ?」
次に空間倉庫から取り出したのは、エメラルド、ルビー、ダイヤ、アメジストといった各種宝石の数々。
中には、俺も名前を知らないような宝石も何種類かある。
この宝石も空間倉庫から取り出す事は出来たか。
こうして見ると、取り出せないようになっているのは思った程に多くないのか?
「うわぁ……凄いな、これ。アクセルってやっぱり金持ちだったんだ」
「……ねぇ、アクセル。一応聞くけど、これどうやって手に入れたの?」
綾子が純粋に宝石の美しさに感嘆の言葉を口にし、凛は俺がこれだけの宝石をどこから入手したのか、疑問の視線を向けてくる。
俺の性格を考えれば、宝石を好んで買うなんて事がないのは明らかだしな。
そして実際……
「俺がシャドウミラーって組織の代表になる前、一時的に組織から離れて世界を放浪した時があってな。その時にマフィアとか、ギャングとか、ヤクザとか、テロリストとか、そういう、いわゆる反社会的な組織を襲撃して入手した。武器とかのついでにな」
言うまでもなく、それは俺がリュケイオスを使ってスパロボOGsの世界に転移して、1人で世界を放浪していた時の話だ。
結局あの時はイスルギ重工の人物に見つけて貰うまで、観光を楽しんでたんだよな。
「……あんた……いえまぁ、その辺は予想してたけど。寧ろ、一般人から奪ったって訳じゃないだけ、良かったわ」
どこか安堵したように呟く凛に、思わずジト目を向けてしまった俺はおかしくない筈だ。
いや、俺の記憶を夢という形で体験しているのだとすれば、その辺の誤解はしょうがないだろうが。
特にネギま世界とかで、俺が円や美砂をナンパしてきた奴等をフルボッコにしている光景とか、何も知らずにその場面だけを見れば、強盗しているように見えたとしても不思議じゃない……か?
10歳くらいの子供に強盗されている10代後半の、しかも複数人の男というのは色々とアレだが。
「……で、アクセル。一応聞きたいんだけど、あんたって宝石を集める趣味とかあったの? その、空間倉庫だっけ? それに収納されてたってことは」
「どうだろうな。ぶっちゃけ、俺自身に宝石を集める趣味はない。ただ、このFate世界はともかく、他の世界に接触を持つ為にランダムで転移する時には、俺が最初に転移するからな。その時に異世
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ