Fate/stay night
1164話
[3/5]
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
ものって持ってないの?」
話を変えてきた綾子に、凛も特に何も言わず、興味深げにこっちに視線を向けてくる。
まぁ、凛の場合はどちらかと言えば空間倉庫の中に入っている魔術や魔法に関する物に興味があるんだろうけど。
ただ……そうだな。難しい話ばかりしていてもしょうがないし、凛にとっても異論はないみたいだし、何か出しておくか。
にしても、何を出すか……
空間倉庫のリストを脳裏に展開し……取りあえずシャドウミラーのメンバーとしては当然のように持っている重機関銃……は重くて大きいので、アサルトライフルを取り出す。
ゴトリ、と音を立てながらテーブルの上に乗ったそのアサルトライフルに、凛と綾子は息を呑む。
「ちょっと、これって鉄砲じゃない。何だってこんなのを持ってるの?」
「鉄砲って……言い方が、また微妙に古いな遠坂。これはアサルトライフルっていうタイプの銃だよ」
「……詳しいな、綾子」
普通であれば拳銃とかならともかく、アサルトライフルとかの銃の種類は判断出来ないだろう。
いや、銃とかに詳しいのであれば話は別だが。
少なくても、綾子が銃に詳しいとは思わなかった。
「え? あ、いや。弟のゲームに付き合ったり、それを見た事があってね。自然と詳しくなったんだよ」
「へぇ」
ちょっと慌てた様子を見せたのが疑問だが、まぁ、銃に詳しい女がいても特におかしい事はないか。
「アサルトライフルって……何でこんな物騒なものを持ってるのよ」
「こんなのもあるぞ?」
凛の言葉にニヤリと笑みを浮かべ、手榴弾やプラスチック爆弾の類を取り出してテーブルの上に置いて行く。
シャドウミラーは基本的にPTとかをメインにして戦うが、一応人間が生身で戦う為の武器の類も用意はされている。
……もっとも基本的に生身の戦いは、エヴァとの訓練で銃じゃなくて魔法とかをメインにした戦いだから、この手の生身の兵士が使う銃や爆発物の類は今はそれ程発展はしていないんだよな。
まぁ、それはあくまでもPTとかに比べてそれ程発展していない。その辺の軍隊とは比べものにならない程だけど。
大体、量産型Wも多少の魔法は使えるようになったけど、それでもやっぱりメインは普通の銃火器だし。
爆発物とかは、サクラダイトとか、S-11とかの特殊性が多い物じゃなくて、普通の爆薬が多い。プラスチック爆弾とか。
「あんたね……私の家を危険物塗れにする気? どうせなんだから、もっと違った物を出しなさいよ」
「いや、危険物塗れって……俺にしてみれば、魔術関係のものがその辺に転がっている時点で、どっちもどっちだぞ?」
寧ろ、手榴弾とかは使い慣れている分、俺にとっては目くじらを立てる程に危険って訳じゃない。
「別にその辺に転がってるわけじ
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ