98章 新人マンガ家の青木心菜(ここな)
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かデジタル化の普及は、
生活を便利にしたり、世界の誰とでも交信を可能にしたりと、グローバル化を加速させたけど、
人の心は、それに反して、寂しいというか、感受性とか衰退している気がしているんですよ。
そこで、芸術的なことを、世の中に広めて、人の心に、豊かにしたりして、
みんなが元気で明るく暮らせる世の中にできたらいいなあと思ったんですよ。あっはは」
「竜さん、その考え方には、おれは、やっぱり共感しますよ。
本来、人間は、みんな、誰もが、芸術家や詩人であるべきなんですよ。
たぶん、大昔は、人は、そんなふうに、感性が豊かで、心もおおらかだったんですよ。
世の中って、実は、美しいものや詩的なもので、あふれているわけですよ。
それが、現代人は、お金や、物欲ばかりに、夢中で、心を貧しくしているんです。きっと。
お金や、物の、魅力や誘惑も、確かにありますから、わかるんですけどね。あっはは」
信也が、そう言って、子供のように笑った。
5人は、和気あいあいと、好みの飲み物と、炭火で焼き上げた焼き鳥や、
新鮮な魚や貝の料理を味わった。
≪つづく≫ --- 98章 おわり ---
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