暁 〜小説投稿サイト〜
ロックマンX〜5つの希望〜
Another29 イプシロンの最期
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御大層なことを言っても、リベリオンがしようとしたことはイレギュラーだった」

ゼロが、親友と後輩の肩に諭すように手を置いた。

ルナ「一歩間違えりゃ、奴らは世界を破滅させちまうところだったんだ。」

ゼロ「その通りだ。俺達は間違ってはいない」

ルイン「でも…」

何が正しいかどうかは後世の歴史だけが決められることだと、スカーフェイスが言っていたのを思い出した。

アクセル「理屈じゃないんだよ」

ルナ「アクセル?」

アクセル「誰にも分からないんだよ。何がどうしてイレギュラーになるかなんてさ……」

エックス「………」

アクセル「例え間違った道であったとしても僕はイレギュラーハンターとしてあり続けるよ。今まで倒してきたイレギュラー達からしたら単なる自己満足に過ぎないだろうけど、それでもイレギュラーハンターとして100年間ずっとイレギュラーと戦い続けて来たプライドがあるからね」

ルイン「…そっか。やっぱ凄いねアクセルは。私もそう言う風に思う事が出来たら良いんだけど」

どこか寂しげに微笑するルイン。
アクセルも苦笑しながら、イプシロンとスカーフェイスのDNAコアを回収した。
全員が、考え方はどうあれ、ギガンティスの未来とレプリロイドの未来のために戦い続けた戦士達に黙祷を捧げた。

マッシモ「…ん?」

足音に気付いて振り返るとマッシモは目を見開いた。
マッシモの様子に気付いたエックス達も後ろを振り返るとそこには…。

シナモン「あ、あの人は…」

緑色の軍服を思わせるアーマーを纏ったレプリロイドが、真っ直ぐエックス達の方へ歩いてくる。

エックス「リディプス大佐…!!」

それはエックスとゼロ、ルインの上司であり、3人をギガンティスへ送り出したリディプス大佐だった。

リディプス「超フォースメタルの反応をキャッチして来たのだが…」

ルイン「え?」

リディプス「超フォースメタルはどうなった?」

エックス「はい、イプシロンが所持していましたが…回収しました」

エックスは躊躇わずリディプス大佐にイプシロンの超フォースメタルを渡した。

リディプス「これが…」

リディプス大佐は暫く手の中にある超フォースメタルの黄金の輝きを見つめていた。
やがてリディプス大佐は改めてエックス達に向き直り、賞賛した。

リディプス「今作戦において、諸君らの働きは見事だった!!作戦を指揮出来たことを名誉に思うよ、エックス。レジスタンスの諸君も協力に感謝する」

そうしてリディプス大佐は敬礼し、5人のイレギュラーハンターとレジスタンスの協力者達に最大の敬意を表した。

エックス「ありがとうございます」

エックスも傷の痛みのせいか、リディプス大佐にゆっく
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