竜の魂 眠る場所
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いながらもガジルさんにぴったりとついてきている。
「俺たちの共通点というと・・・」
「滅竜魔導士ってこと〜?」
俺とセシリーがそう言う。俺とウェンディ、ナツさんとガジルさんといえば言わずと知れた滅竜魔導士だ。それだとラクサスさんもじゃないかと思われるがあの人は第二世代・・・つまりドラゴンに滅竜魔法を教えてもらったわけじゃないから少し扱いが違うらしい。マスターが前にそう言ってたってグレイさんが言ってましたからね。
「滅竜魔導士に関係する何かってこと?」
「だろうな」
「っていっても、野次馬もいるけどね」
ハッピー、リリー、シャルルがそう言う。もちろん野次馬と言うのはこの人たちしかいない。
「馬って奴があるか」
「だって気になるじゃない」
宴会では上半身裸だったのに今はオレンジのシャツを前を開けたまま着ているグレイさんとルーシィさんがそう言う。俺的にはシャルルとかも野次馬の部類に入ると思うぞ?
「ここだ」
「ん?」
先頭を歩いていたガジルさんが立ち止まる。俺たちは彼の前に広がっている光景を見て驚愕した。
「これは・・・」
「一体・・・」
「なんだこりゃ・・・」
ウェンディ、俺、グレイさんが目の前の光景にそう言う。
「動物の・・・骨?」
「ドラゴンの骨・・・ドラゴンの墓場・・・」
ドムス・フラウの地下にある薄暗い場所・・・ここにはなぜか無数のドラゴンの骨が放置されていた。
「これ全部ドラゴンの骨?」
「すごい数!!」
「一体どのくらいいるんだろ〜」
「ドラゴンの存在を確定付ける場所か」
ハッピーたちがそう言う。俺たちはそのドラゴンの骨がある場所のより深くに足を進める。
「なんなんだここは」
「知るか」
「どうなってんだこりゃあ」
「こんなにたくさんのドラゴンがなんで・・・」
「ここで何かあったのかしら?」
俺たちは辺りを見回しながらなぜこんなにたくさんのドラゴンたちがここに骨となっているのか話している。
「もしかしてここにイグニールも・・・」
「ハッピー!!」
「何言ってるの〜!!」
ハッピーが口走ってはいけないようなことを言ったのでシャルルとセシリーが怒鳴る。ハッピーもそれで急いで口を塞ぎながらナツさんに謝罪する。
「いや・・・いねぇよ」
ナツさんはハッピーの方を振り返ることもなく冷静にそう言う。俺も辺りを見回して見たけどここには俺たちの親であるドラゴンたちは絶対にいない。
「俺たちのドラゴンが姿を消して14年だ」
「ここにいるドラゴンたちはそれよりもずっと前に亡くなっちゃったドラゴンたちだろうね」
ガジルさんと俺がハッピー
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