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FAIRY TAIL〜水の滅竜魔導士〜
竜の魂 眠る場所
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のである。

「にょっほほほほほ」

するとミラさんとは逆の方から妙な笑い声が聞こえてきて、ルーシィさんはそちらに視線を向ける。

「ってマスター!!ほっといていいの!?あれ!!」

その主はマスターだった。マスターはかなり酔っているのか顔は真っ赤。隣にいる初代はそれを楽しそうに足をばたつかせながら見ている。

「ん!!ここはいっちょガツンといっといてやるかの」

マスターは飲み干したジョッキを座っているテーブルに叩きつけるように置くとルーシィさんの期待に応えるのか、ナツさんたちの方を指さす。

「ナツ!!」
「「ん?」」
「やるんだったらとことんやれ!!滅竜魔導士(ドラゴンスレイヤー)の気合い見せてみぃ!!」
「ちょっと!!」

まさかの展開に思わず突っ込むルーシィさん。まぁマスターならきっとこう言うと俺は思ってたけどね。

「そうだそうだ!!ドラゴンを倒す滅竜魔法の使い手が泣くぜ!!漢だ!!」
「そうね」
「やめてってば!!」

マスター同様ナツさんを煽るエルフマンさんと全く止める気なんかないミラさん。ルーシィさんがエルフマンさんたちを止めようとするがもう時すでに遅し。

「言われるまでもねぇ!!泣かすぞグレイ!!」

ナツさんは右手に炎を纏い戦闘体勢に入る。

「やかましい!!泣くのはてめぇだ!!ナツ!!」

グレイさんも両手を合わせて造形魔法で対抗する。2人の魔法が同時に繰り出され、衝突した途端、

「いただきま・・・!!」

近くのテーブルでお魚を食べようとしていたハッピーにぶつかった。

「「ありゃ?」」
「ひどい!!何この扱い!!」

氷漬けにされたハッピーはまさか自分に当たるとは思っていなかったようでそう言う。
そしてハッピーが持っていたお魚はナツさんの炎で見事ちょっと焦げ気味の焼き魚へと変貌しながら飛んでいき・・・

ベチャッ

エルザさんが食べようとしていたショートケーキを押し潰してしまった。

「「あ・・・」」

俺とジュビアさんは偶然にもその瞬間を見てしまい、固まってしまう。
甘党のエルザさんはケーキが大好物。大好きなショートケーキを壊されてしまったエルザさんはフルフルと震えながら右手に持っていたフォークを曲げてしまう。

「ひっ!!」

俺とジュビアさんの視線の先で何かが曲がる音がしたせいでルーシィさんがビビったらしく、思わず声を出す。

「やな予感・・・」
「そうですね・・・」

ルーシィさんはヤバイ感じのオーラを放っているエルザさんから距離を取るようにそそくさと離れていく。そのエルザさんはオーラを出したままゆっくりと立ち上がっていた。

「今治しますから」
「オイラよりお魚を元に戻して・・・」
「そ
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