暁 〜小説投稿サイト〜
魔道戦記リリカルなのはANSUR〜Last codE〜
Epico43知っても良し経験しても良し
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台巡りだよ♪」

シャルちゃんが張り切る。そうゆうわけで早速お参り。2人1組で参拝して、わたしはすずかちゃんから教わった作法の通りに参拝するリインと一緒に神様に報告、そんでお願い事をする。

(アギトがすぐに見つかりますように。ルシル君ともっと仲良くなれますように)

参拝を終えておみくじを引きに行く道中、「アイリちゃんはどんなお願いしたの?」なのはちゃんがそう訊いたら、「アギトお姉ちゃんが早く見つかりますように♪」そう笑顔で答えた。その願いはわたしやルシル君たちみんなの願いやった。

「あとね、ルシルに悪い虫が付かないようにって♪」

アイリがそう言うてシャルちゃんに笑顔を向けると、「ほっほう。宣戦布告かな?」シャルちゃんも笑顔で応じた。そんで「どうせあんたもでしょシャル?」アリサちゃんが呆れ気味にジト目でシャルちゃんを見る。

「当然! ルシルへの想いを神様に事細かく伝えたよ!」

えっへんって胸を張るシャルちゃんがわたしをチラッと見た。アカン、巻き込まれるって思うたけど、「ほらほら。願い事は胸の内に閉まっておけ」ルシル君が手を叩いて話を切り上げてくれた。

「そうだね。他の参拝客も多くなってくるだろうし、早く済ませちゃおうか」

次はおみくじや。みんなそれぞれくじを引いて来年の運勢を占う。そんな時、「あっ、そうゆうことか」わたしは気付いた。リインに「どうしたです?」訊かれたわたしは去年のおみくじの内容が当たってたことをみんなに話した。

「失せ物・待人の内容は八神家そろって同じやった。そう遅くなく出る、遠くから。便りなく来る、早く。これってアイリのことを差してたんと違うかな」

「あ、本当だ! 今思えばそんな感じだ!」

「偶然にしては出来過ぎですものね!」

ヴィータとシャマル、なのはちゃん達も「すごいね!」って驚いてる中、すずかちゃんが俯いて「邪魔されるって、そういう・・・」そう呟いたのが聞こえた。するとアリシアちゃんが「すずか、どうしたの?」訊ねた。

「私の去年のくじの内容のことで。願望は、他人に妨げられる。待人は、来るが倖せは少ない。恋愛は、思わぬ人に邪魔される。そんな感じで・・・」

一瞬で理解した。ケリオン君の事やって。そやから「ごめん、すずか。でも、シャルロッテ様も悪気があったわけじゃ・・・」シャルちゃんが謝った。すずかちゃんとシャルロッテさんの言い合いが思い返される。

「あ、ううん、シャルちゃんが謝ることじゃないし、シャルロッテさんが悪いわけでもないよ! ただ、ちょっと寂しくて。ケリオン君は、ケリオン君の役目を果たそうと頑張ってた。だから仕方ないことだったって今は納得してる。そういうわけだから、もう謝るのは禁止だよ、シャルちゃん」

「・・・うん。ありがとう、すずか
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