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魔道戦記リリカルなのはANSUR〜Last codE〜
Epico43知っても良し経験しても良し
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るんだよ。まぁ、好みがあるから苦手だという子も居るだろうけど」

リインの疑問にそう答えたマイスターが甘酒を無料で配ってるテントの係員に、アイリ達人数分の甘酒を頼んで、みんなに紙コップが渡った。そして他の客の邪魔にならないようにテントから少し離れたところで、この寺に集まってる人たちがこぞって「10、9、8――」カウントを始めた。

「そんじゃ。ルシル君、シグナム、ヴィータ、シャマル、ザフィーラ、リイン、アイリ。今年もホンマにありがとう。そして来年もよろしく。残るアギトも必ず見つけ出して、本当の八神家になろうな」

「ああ。はやて」

「はい。我が主」

「うんっ。はやて!」

「はい。はやてちゃん」

「はい。我が主」

「はいです。はやてちゃん!」

「うん。はやて」

アリサの家でやったように紙コップを掲げて、アイリ達もカウントを開始。そして1までカウントして、0の代わりに「おめでとう〜〜〜!」そうお祝いの言葉を言って甘酒を飲んだ。確かに甘くて体がポカポカする。シグナムとシャマルが壁になって、リインもヴィータから甘酒を貰ってちびちび飲んでる、可愛い。

「美味いな」

「あら、甘くて美味しい」

「ほぉ〜。五臓六腑に沁み渡るなぁ〜」

はやてがそう言ってホッと一息吐いたら「ぷふっ。なんかオヤジ臭いな」マイスターが笑った。

「お? こんな可愛い女の子に向かってええ度胸やなぁ〜。ん〜?」

「あはは、すまない、取り消すからくすぐらないでくれ!」

はやてがマイスターに抱きついて脇腹をくすぐりはじめた。はやてのテンションは高くて、マイスターに「ああ! はやては可愛い女の子だよ!」そう言わせるまでくすぐりを止めなかった。

「ふぅ。鐘撞きも終わったし甘酒も貰ったし、そろそろ帰ろか」

こうしてアイリとリインの初めての大晦日は終わって、明日の初詣の為にゆっくり休むことになった。家に帰って順番にお風呂になるんだけど、どうやってもアイリはマイスターと一緒に入れないんだよね。ベルカの時は、マイスターとアイリは何度も一緒にお風呂に入ったのにね。それにアギトお姉ちゃんも嫌がる素振りはするけど最後は一緒に入ってくれたし。それなのに今はダメだなんて納得できないんだよね。

「マイスター、なんで一緒に入ったらいけないの?」

「はやての目があるからなぁ〜。彼女を怒らせると怖い」

最後にお風呂に入ったマイスター(基本的に最後なんだけどね)が髪の毛をドライヤーで乾かしてる最中、背中に抱きつきながらそう訊いたらそんな答えが。今のマイスターは、はやてを中心に考えることが多くなってる。

「(なんかつまらない・・・)マイスターは、はやてのこと好きなの?」

「ん〜? あぁ、好きだぞ。誤解のな
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