トリップ一年目
第二章 正隊員までの道のり
第二話 入隊日当日
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〜国近side〜
んー、心配だなー
作戦室にわざわざ頭をさげに来た子がいるんだよ。
A級個人ランク戦のデータが見たいから、貸してくださいって。
あれが例の桐条みかんちゃんだろうな~
データに夢中すぎて寝てるのかな?
「たちかわさーん、みかんちゃんまだいますよ〜
大丈夫かな〜」
「飯の方が不安だな」
確かに。
明日は入隊日なんだけど体壊さないかな〜
勉強熱心はいいことなんだけどね。
「たちかわさーん、成績は〜?」
「はっはっはっ」
〜風間side〜
桜木真木、桐条みかんの入隊日だ。
それを聞いて、訓練室に来ていた。
はじめにバンダーを破壊しなければならない。
入隊してから最初の難関だ。
みかんは退屈そうに訓練室に入った。
パッと見ただけでは大したやつでは無さそうだ。
バンダーが出てきて、始めの合図でみかんは動いた。
結果は13秒。
・・・動きは単純。やろうとすれば誰でもできる。
バンダーの真正面からは砲撃。
下にいれば踏み潰されるし、攻撃しにくい。
だから彼女はバンダーの上に乗った。
そこから頭まで行き、上から弱点の目をのぞいて弧月で斬った。
単純な動きだが、あれではモールモッドは斬れない。
ただわかることは彼女は発想力がいい。
知恵を使うタイプの攻撃手だ。
この女は分かっているんだ。
自分の身体能力はよくないのだと。
でなければあんな発想はしない。
面白い素材だな。
〜きっきーside〜
入隊日か〜みかんは何してるかな?
私は狙撃の訓練室に来ていた。
かな〜〜〜り広い。
想像越えた広さ。
わーい東さんの説明だ。
太刀川さんに会いたいんだがな、私は。
「まあ、とりあえず試しに撃ってもらおう。
じゃあ・・・君」
平然と私を指定しなくても・・・
この方確信犯とかやれるな〜
嫌だけど。
「アイビスで目の前の的を撃とうか。」
千佳ちゃんみたく、ドッカーンは無理。
普通に撃とう。
・・・・・・当たった。
しかも真ん中
「お、私やるな〜」
「・・・・・・
えーと、あれは隣の的かな」
え、え?
これ、私、恥なやつ?
つか隣の的?凄い、なあ?
周りのC級がポカーン顔だ!!
あぁ、初日からやらかした・・・これ?
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