Fate/stay night
1163話
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にしても、Fate世界でフェイトに連絡を取れない、か。ギャグにもならない。
取りあえずこうして確認したところだと、プラス要素としては俺の宝具という扱いになったからか、グレートグランドマスターキーを使わなくても全ての武器に魔力属性とでも言うべきものが付いた。つまり、物理攻撃が効果のないサーヴァント相手にも、ニーズヘッグの使っている全ての武器が効果ありになった訳だ。
マイナス要素としては、システムXNの使用不可。これに限る。
おかげで、ホワイトスター側からこの世界がある座標を確認する事も出来ず、こっちからホワイトスターに転移する事も出来ないという、最悪の事態になっている。
これは本気で聖杯戦争終了後も暫くはこの世界に居残る事になるか?
不幸中の幸いなのは、凛がいる事だろう。
平行世界間での移動を可能とする第二魔法を目指している凛が。
当然かなりの年月は掛かるだろうが、俺という無尽蔵に魔力を生み出すサーヴァントと契約しているのを考えれば、そっちの研究も凛が1人でやるよりは大分捗るだろう。
うん? 魔法? アインツベルンの魔法って魂の物質化だよな? もしかして、それって俺の事なんじゃ?
……その辺は後でイリヤにでも……ああ、駄目だな。
向こうはバーサーカーを俺に殺されて恨んでいるんだ。
それが、実は俺がアインツベルンの長年目指してきた魔法ですとか言ったって、迂闊に狙われるだけなのがオチだろう。
うん、この件は取りあえず置いておくとしよう。
ともあれ凛が第2魔法をどうにか出来れば、俺がホワイトスターに帰る事も可能かもしれない。
正直、今の状態でホワイトスターに帰れなくなったのにまるで焦る気持ちがないのは、レモン達には時の指輪を渡して不老の状態になっており、ホワイトスターにもG元素を使って時の指輪を融合したおかげで、他の連中も不老に近くなっている為だ。
まだ完全な不老ではないが、それはマブラヴ世界のマーズゼロ辺りを攻略してG元素を入手すればどうにでもなる。
つまり、俺がホワイトスターに戻った時に30年とか300年とか年月が過ぎても、まだシャドウミラーの面々は全員が生きている可能性が高い。
……もっとも、それだけ年月を開ければ変化も色々とあるんだし、出来れば早い内に帰りたいと思うのは当然だが。
ともあれ、今はホワイトスターに戻る事は出来ない。
そう判断し、ニーズヘッグのコックピットから飛び降りる。
フワリ、と浮きながら地上へと着地し、そのままニーズヘッグへと触れて空間倉庫に収納する。
近くで様子を見ていた凛と綾子の2人は、目の前にあったニーズヘッグがいきなり消えたのを見て驚いた様子を見せていたが、すぐに我に返る。
まぁ、ニーズヘッグが出て来たところを見てたし、そうである以上は目
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