暁 〜小説投稿サイト〜
ポケットモンスター 急がば回れ
24 グリーン対ブルー 2
[1/4]

[8]前話 [1] 最後 [2]次話
グリーン(相手は悪タイプに化けたゲンガー、エスパー技は通用しねえ。
カウンターはもう使ったから読まれちまう。
おまけに自己再生を物真似されちまった。
正直、打つ手がねーぜ)

ブルー「そっちが来ないならこっちからいくわよ!」

グリーン「シャドーボールが来るぞ!
フーディン、リフレクター張りながら避けろ!」

ブルー「ゲンガー、指を振るのよ!」

ゲンガーは指を振りながら、身体の中から何かが出てくるのを堪えるような様子を見せる。

グリーン「何だ?」

次の瞬間、ゲンガーは破壊光線を繰り出す。
予想が外れて戸惑うフーディンのリフレクターをかすめる。
破壊光線は一直線に飛んでいき、お月見山に直撃して爆発する。

グリーン「あんなのくらったらひとたまりもねーぜ!」

ゲンガーは反動で動けない。

ブルー「どうしたの? 攻撃するなら今がチャンスよ!
それともビビって動けないの?」

グリーン「うるせー!
なんでシャドーボールじゃねえんだよ!」

ブルー「さっきのカウンターが奥の手だったんでしょ?
今のゲンガーにはエスパー技は効かないし、ちょっと遊んであげてるのよ」

グリーンはため息をつく。

グリーン「なあ、もう終わりにしねえか?」

ブルー「は?」

グリーン「今のお前はいつものお前じゃねえ。
正直、見てられねーよ」

ブルー「それはつまり降参ってことかしら?」

グリーン「ああ、俺の負けでいい」

フーディンはリフレクターを解く。

エリカ「勝負がつきましたわ」

ナツメ「そのようね」

サカキが屋上に上がってくる。

サカキ「終わったようだな。
見事だったぞブルー君」

ブルー「……ないで」

ブルーの言葉は風に掻き消される。

グリーン「それに今はこんなことしてる場合じゃねーだろ。
イエローが心配でここに来たんじゃねえのか?
それに、まだミュウツーがここにいるかもしれねえんだぞ」

そう言って、はっとする。

グリーン「フーディン、テレポートの準備をしておけ……」

サカキ「心配しなくても手は出させない。
ロケット団を解散させて例のポケモンも退治したと、たった今カントー中に伝えたばかりだ。
言ったそばからこのビルが崩れるようなことがあっては私の沽券に関わる」

グリーン「聞いただろブルー! やっぱりここにはミュウツーが……」

ブルー「ふざけないで!
シオンタウンでイエローを見捨てたのはあんたでしょ!」

グリーン「あの時はお前を助けるので精一杯だったんだよ!」

ブルー「そんな言い訳関係ない……降参なんて許さないから」

冷たい目でグリーンを睨みつける。
ゲンガーが特大のシャドーボールを構
[8]前話 [1] 最後 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ