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鎮守府にガンダム(擬き)が配備されました。
第2部
第8話 お前に最高の○○○を与えてやるッ?? 前編
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?」
「いやいや、ビールはれっきとした酒だろ……うぷっ、酒臭ッ?? 」

いきなり背後から絡んで来た軽空母隼鷹から顔を逸らして鼻を摘む。
臭さから相当な量を飲んでいるらしく、既に遠くの机には大量のビール瓶と被害者らしい姉妹艦の飛鷹が転がっている。
一葉がいなくなってから飲む量は著しく減っていたが、一葉が帰還してからというもの、以前の倍以上飲んでいる。
これで戦闘に支障がないのだから大したものだ。

「で、何があったんだい?ほらほら〜お姉さんに話してごらんよ〜」
「なんでお前に…う”っぷ、わかったわかったから離れろッ??」

強引に隼鷹を引っぺがし、座敷に改めて胡座をかく。

「最近……彼奴が忙しそうで、なかなか会えなくてな……」
「彼奴? ……ああ〜、一葉の事か」
「……ああ。 彼奴、あれでも艦隊司令だろ?
金剛達みたいに仕事の邪魔するわけにも行かないし。
あの巡洋艦にほいほい出向く気になれなくてさ…………はぁ……」
「っか〜〜ッ?? 青春だね〜ッ??
ビールが甘酒になっちまう??」

真っ赤な顔を仰け反らせながら、項垂れる木曾の隣で胡座をかいた膝をバシバシと叩きながら、隼鷹は手に持ったビール瓶を仰いだ。

「あの戦闘狂の木曾が一丁前の乙女になるたぁねぇ……」
「……そんなに俺ってガサツなのか……」
「そうは言ってないさ、どっちかって〜と球磨とか多摩の方がよっぽどガサツだよ。
あの2人は木曾みたいに化粧に気ぃ使ったり黒くて透けてる勝負下着用意したりなんてしないからねぇ〜」
「なっ、なんで知ってんだお前ッ??」
「んあ? 球磨と多摩が言いふらしてたけど?」
「保健所にぶち込んでやるッ??」
「まぁ〜まぁ〜、落ち着きなって〜」

怒り狂う木曾に抱きつきながら宥める。
対する木曾は、猛烈な酒臭に当てられて咄嗟に口に手を当てた。

「まぁ、さっきも言ったけどさ〜。
木曾はもう十二分に乙女なんだから、もっと自分に自信を持ったらいいと思うんだよねぇ。
例えば、そうだねぇ〜……もっと洋服とか装飾で着飾ってみるとかさぁ〜。
木曾って非番でも軍装だから硬派なイメージがするんだよなぁ」
「あ、ああ言うフリフリした奴は嫌いなんだよッ??
……なんか股下とか脚が無駄にスースーするから……」
「ダァ〜カァ〜ラァ〜、着飾るってのはそれだけじゃないだろって。
もっとラフな感じの……そうだねぇ、ジーンズとかワイシャツとかの落ち着きのある感じの服とかさぁ〜。
大体普段の軍装だってスカートじゃ〜ん」
「こ、これはこれで慣れちまったんだよッ?? それにそうならないように外套着てんだよッ??
……でも、ジーンズとワイシャツか……それなら…………いい…かも」

考え込むように顎に手を当てた木曾を尻目に、隼
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