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ガンダムビルドファイターズ 〜try hope〜 外伝
vinculum ελπι? 後編
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「………確かに、僕には何も出来ないかもしれない……。けど、それは一人ならの話です」

「一人で何も出来ないなら、仲間に助けて貰えばいい。力を貸して貰えばいい。それが仲間なのだから」

「だから、一人じゃない限り、何度だって立ち上がる。そうでしょ? 」

『──────っ! 』

ユウとヨシナの言葉に、エイジは黙りこんだ。ただ、今までとは違って、何か図星っぽいものも感じる。

そして、俺も同じく…………。

【負けは弱さの証明ではない。むしろ自分の弱さを知る糧となる。弱さをしれば、人は強くも優しくもなれる………本当に戦うべき相手は、そこで倒れそうになる、諦めようとしている自分自身だ】

【サオトメ君。君は一つ大きな勘違いをしている。それに気づけば、自ずと道は切り開かれる。それに……君は一人ではない。もし一人で立ち上がれそうにないなら、仲間と共に立ち上がればいい。君達にはそれが出来る筈だ】

「…………なんだよ。最初から答えを言ってくれてたのかよ」

エルグライアガンダムの目に光が宿り、アルカナムプリスティンとランスロットガンダムから肩を降ろして前へと一歩進む。

「それだけの………ことじゃないか…」

フィーディスクリーザーとフォルトゥナディクスを拾い上げ、二刀を鞘に納めた。

「……………」

バトルシステムとは逆側の、皆がいる方へと顔を向け、一人一人見ていく。

「?ヒロヤ ? 」

「ヒロヤ君? 」

「…………」

すぐにバトルの方へと顔を向け、ホロウ・デモリションガンダムを見据える。それと同時に、エルグライアガンダムの左肩の無色透明のクリアーパーツがターコイズブルーの色に染まっており、そのクリアーパーツが眩い光を放ち始めた。

「ようやく分かった………。俺はこの問題が起きてから、俺は一人でなんとかしようとしてた。けど、それは間違いだった」

エルグライアガンダムの青色のクリアーパーツは虹色へと変色し、左肩の円状のクリアーパーツを右手で覆う。

「俺には仲間がいる。だったら、もう迷うことなんかない。今度こそ、皆で(・・)お前を倒す」

『────だからなんだと言うのだ!貴様達三人で俺に勝てる訳がなかろう!? 』

「違う………。俺達三人で戦うんじゃない………皆と一緒に(・・・・・)、お前と戦うんだっ!!! 」

コンソールを操作し【SP】コマンドを選択する。先程の光は、チャージが完了したということを示す光だったらしい。

右手を左肩から放し、拳を握って構える。
【SP】コマンドを選択するとエルグライアガンダムの虹色のクリアーパーツから粒子が噴出し、外部装甲は黄色味を帯びた白色に。内部フレームは青色へと変色。アームはV2ガンダムの光の翼みたい展開し、光
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