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ガンダムビルドファイターズ 〜try hope〜 外伝
vinculum ελπι? 前編
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レユールガンダムの装甲から刀身が顔を出し、二機に向けて伸びてきた。エルグライアガンダムはフィーディスクリーザーで、アルカナムプリスティンも七聖剣 極で攻撃を受け流し、フレユールガンダムから一旦距離を取った。

「エイジ。お前は何でこんな事をするんだ?いったい何が目的なんだ? 」

『……………目的?ふん、愚問だな。ガンプラバトルなどという愚かな行為を()めさせるためだ』

「なんだと………? 」

『そもそも、ガンプラは本来作っては楽しみ、その完成度を高めあうもの。それをバトルをして傷付け、破壊し、更には暴力にまでも発展する。そのような事が許されていいと思うか?見て見ぬふりをしていいと思うか?いいや思わない!ならば、そのような事に発展する前に思い知らせるのだ!!この圧倒的力で!本来の場所へと!!! 』

エイジが叫んだ瞬間、フレユールガンダムはそれに応えるかのように目を真っ赤に光らせた。
フレユールガンダムは大きく後退すると、刀身を粒子に拡散したリトリビュを左腰に納め、腕を組んで仁王立ちをした。

『そのためにも、貴様達は邪魔だっ!!!! 』

突如レーダーが鳴り出し、フレユールガンダムとエルグライアガンダム、アルカナムプリスティンとランスロットガンダム以外の機体が接近しているのを知らせてきた。

フレユールガンダムの後方をよく見てみると、そこには対コンピューター戦用の無人機………モックの大軍が迫ってきていた。

「おいおい………それはないだろ…」

「最悪の状況になってきたな…」

モックの大軍はフレユールガンダムを中心に待機し、その場に膝を着けた。

「軍隊か!……ってツッコミ入れてる場合じゃないな」

「意外と余裕あるね〜ヒロヤ」

「いや別に無いけどな………そう言うユウの方が余裕を感じられるんだが…」

「ん?僕?別に余裕があるわけじゃないよ?でも………」

すると、アルカナムプリスティンは前に出て七聖剣 絶と極を構え、モックの大軍を見据える。

「勝たなきゃいけないから、僕は………僕達は戦う。ただそれだけだよ」

「ユウ………」

「まあもう一つ言うなら、こんなバトルは中々味わえないから楽しんでいこうかなって思ってね! 」

「やっぱりそっちが本音じゃないかよ……たくっ」

「いいではないか。私も同じ考えだ。それが本来の楽しみ方だ。エイジも言っていた通りだろう。ただやり方が、思想が異なるだけだ」

アルカナムプリスティンに続き、ランスロットガンダムも前に出る。

「サオトメ君。君はどうなのだ? 」

「……………似たようなもんだな。俺も」

エルグライアガンダムも前に出て、フィーディスクリーザーとフォルトゥナディクスを構える。

「一番
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