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ガンダムビルドファイターズ 〜try hope〜 外伝
vinculum ελπι? 前編
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剣を一点集中で掃射してきた。
インフィニティブレイドを射出して相殺しようとするも、距離があるためすぐに間に合わないと分かった。

「わわっ!? 」

アルカナムプリスティンは不十分な体勢でも対処しようとステルスドラグーン、センサードラグーンの二基ずつに七聖剣 絶と極の二刀で弾き切ろうとする。
しかし集中して攻撃されてるうえに体勢も悪く、ドラグーンは全基叩き落とされ左肩、右脚、右メインカメラに剣が突き刺さっていった。

アルカナムプリスティンはそのまま地面に不時着してしまい、追い討ちをかけるかのように剣が向かっていっていた。

「間に合った!ヨシナ、スイッチだ! 」

「分かっている」

アルカナムプリスティンへと向かっていった剣はインフィニティブレイドによって相殺され、アルカナムプリスティンを飛び越えてランスロットガンダムがフレユールガンダムに向けて雷炎ランスを突き出した。

「大丈夫か!? 」

「あはは……まあ何とか大丈夫だよ。皆のおかげでまだまだ動けそうだし」

アルカナムプリスティンは意外にもあっさりと立ち上がり、七聖剣 絶と極を再び構えた。

「にしても、他にもピットとかあったのをすっかり忘れてたよ」

「忘れんなよ……」

「まあまあ!それよりもヒロヤ。チャージはどのくらい貯まったの? 」

「………37%だ。こんだけ動いてもまだ半分も貯まらないのか」

「テストの時も、チャージに時間がかかりすぎたから一度も使用出来なかったもんね〜」

トウイとシノが言う限り、エルグライアガンダムの特殊システムはチャージに時間がかかるらしく、どんなに早くても十分以上は必要らしい。

「たくっ、大会規定では十五分までだってのに………」

フィーディスクリーザーとフォルトゥナディクスを構え、フレユールガンダムを見据える。
ランスロットガンダムはフレユールガンダムの猛攻を凌ぎつつ反撃しているも、少しずつじり貧になっていっている。

「ヨシナ!スイッチだ! 」

「了解した」

ランスロットガンダムが後退すると同時にインフィニティブレイドをフレユールガンダムに向けて掃射する。フレユールガンダムは対抗して剣を掃射して相殺してきたが、数発はフレユールガンダムの足元に着弾した。
着弾した箇所からは煙が立ち上ぼり、その煙からエルグライアガンダムとアルカナムプリスティンが飛び出した。

『ちぃっ! 』

フレユールガンダムはリトリビュでエルグライアガンダムの攻撃を、左手の甲を刀剣へと化してアルカナムプリスティンの攻撃を受け止める。

『小賢しい奴等め!いい加減に倒れろ!! 』

「悪いけど……あなたを止めるまでは倒れないよ! 」

『お、の、れぇぇぇぇっ!!! 』


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