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ガンダムビルドファイターズ 〜try hope〜 外伝
それぞれの想い
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ブレイド!! 」

エルグライアガンダムの光の翼から大量の光の線が、向かってくる剣に対して放たれた。光の線と剣が触れると、鉄と鉄がぶつかり合ったかのような甲高い音が鳴り響きながら剣を弾いていった。

『なっ!? 』

フレユールガンダムから掃射された剣を全て弾ききり、地面には消えかかっている無数の剣が落ちていた。

『これはいったい……? 』

「別に驚く事じゃない。お前と同じく、無数の剣に対して無数の剣をぶつけただけの事だ」

フレユールガンダムが装甲から粒子を放出し、フィールドやビームの粒子を吸収して剣にするのに対し、エルグライアガンダムの粒子で剣をつくる。
そして、キハラの推測とリンヤ達や俺達に対しての攻撃から確信した。

「お前の攻撃は………直線上にしか攻撃出来ないな?もしソードピットやファンネルみたいに自由自在に操作出来るなら、俺達が弾く前に軌道を変えればいい。けど、やらないということはそういうことなんだろ? 」

『───っ! 』

「お前の過去の話は聞いたが、詳しくは知らない。けど、だからって皆のガンプラを破壊して回るのは間違っている」

左手のフォルトゥナディクスを構え、その剣先をフレユールガンダムに向ける。

「…さあ………構えろエイジ。今までの借りを、ここで返してやる! 」

『────っ図に乗るなよ!貴様ぁぁぁぁぁっ!! 』





ーーー−−





「ここも外れか……」

白石学校から半径5kmになると流石に範囲が広く、めぼしい場所が数え切れないほどある。

「だが諦める訳にはいかん。何としても見つけなければな」

車に乗り込み、すぐにその場を後にした。救援を頼んだので捜索範囲は分担されているが、それでもこの地域に来るまで時間がかかる上に、人数も少ない。

「…………エイジ……何故あの時何も言わなかったんだ……。せめて何かを言っていてくれれば……このような事には…」

遠い昔の事を振り返るが、振り返ったところでどうにもならない。出来るのは、今この瞬間をどうするかだ。
頭ではそう分かってはいるものも、あの時の出来事が頭から離れないでいる。

「クソッ…」

小さく、だが確実に聞こえる大きさで呟いた。

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