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逆襲のアムロ
14話 ソロモンの悪夢 UC0080 1.1
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に進言した。

「とりあえずこれで決着でしょう。降伏勧告を出してソロモンを占拠しましょう」

「ああ・・・そうだな。向こうの指揮官へ通信を送れ。降伏を勧めると」

ティアンムは降伏をドズルへ勧めたがドズルはそれを拒絶した。

ドズルは残存兵力をまとめ上げ、無傷で残っていたビグザムに搭乗しティアンム本隊へ特攻を仕掛けてきた。通信によりドズル側にティアンムの位置が分かってしまったため、一縷の希望での出撃だった。

ティアンムはため息を付いた。もはや大勢は決していたが、ドズルの武人としての本懐を同じ武人として遂げさせてあげることが彼への手向けとなるだろうとティアンムは考えた。

そしてティアンムは全艦隊をドズルの突撃に対して縦深陣を組み、削りながら包囲していった。
ドズルの決死隊は次々と撃墜されていった。

その頃、ガトーは補給と部隊の再編でソロモンより出遅れていた。
ガトーは整備班に急がせた。

「えーい。ドズル閣下が玉砕覚悟で出ているのに我々はなんたる不始末」

ガトーはモニターを見ながらドズルの決死隊の奮闘ぶりに自分が加われなかったことに自責の念を感じていた。その直後モニターが白くなった。

「?・・・なんだ、モニターが壊れたのか・・・」

モニターの白さが解けて暗がりの宇宙に映像に変わったのは20秒後だった。そこに映し出されたのは敵味方含めた多くの残骸だった。

「何が・・・何が起きた・・・」

ガトーは茫然と立ち尽くしていた。


* ア・バオア・クー 近隣宙域 ソーラレイU 同日 12:10


ギレンがソーラレイの管制室にて照射の結果の報告を聞き満足していた。
その傍にフル・フロンタルが立っていた。

ギレンはフロンタルにお礼を伝えた。

「フロンタルよ。キシリアの紹介だから警戒をしていたが、このソーラレイをここまで仕上げてくれるとは感謝の言葉がいくらあっても足りないな」

「いえ、総帥閣下が御満足いただけたということならば微力ながらお手伝いしたかいがあったというものです」

フロンタルは笑みを浮かべギレンに答えた。ギレンはソーラレイの連射ができないことに決戦兵器としての不十分さを感じていたがフロンタルの持ち寄った技術により、次の照射時間までのインターバルをわずか30分という短時間を可能にした。

「これでいくら連邦が大艦隊で押し寄せようともいとも容易く焼き払える。月の周囲よりこちら側が我がジオンの勢力圏となった。これで私の野望にも一歩近づいたということだな」

ギレンが含み笑いをしてご機嫌だった。フロンタルはその様子をギレンに語り掛けた。

「では、私はこれにて。ギレン総帥の大望を私も期待しております」

フロンタルは振り向き、艦橋を後にした。その
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