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逆襲のアムロ
14話 ソロモンの悪夢 UC0080 1.1
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与えていた。

ティアンム本隊は不運にもビグザムに足止めされている分隊とは違う、ドズルの猛攻に晒される方へ艦隊を移動させていた。

ジオンの中で際立って活躍を見せていたのがアナベル・ガトー大尉が率いるモビルスーツ大隊であった。その全機が最新鋭モビルスーツ「ゲルググ」が配備され、連邦のモビルスーツを翻弄していた。

その中のカリウス軍曹が油断を生み敵機に後背を取られた。

「やられる!」

カリウスは死を覚悟したその時、ガトーのビームナギナタが後背に付いたジム・カスタムを縦から切り裂いた。ガトーはカリウスに声を掛けた。

「カリウス・・・宇宙では全方位に神経を配れと伝えてあるはずだ」

「すみません大尉・・・」

「一瞬の油断が死を招くことを忘れるな。ケリィ!」

ガトーが自身の部隊の副隊長ケリィ・レズナー中尉に通信連絡を入れた。

「なんだ、隊長」

「お前は部隊の半数を連れて右側面から敵部隊へ急襲を掛けろ。オレは残りで敵の注意を正面より引く」

「了解だ」

ケリィは部隊の半数を連れて激戦の最中、連邦軍の側面へ転進していった。
その状況を確認したガトーは残りの部隊で正面より突撃を開始した。

「よし。ここがジオンの踏ん張りどころだ。ドズル閣下の、ジオンに恩報いる絶好の機会ぞ!各自の健闘を祈る」

この20分間の戦闘は連邦軍にとって正に修羅場と化した。前方より死兵と化した部隊が連邦の弾幕を恐れず立ち向かい、その姿に連邦軍は浮足だった。その絶好の機会でのケリィの別動隊の側面攻撃が連邦の先発のモビルスーツ大隊を戦線崩壊寸前まで追い込んだ。

ガトーがナギナタを振るい、次々と浮足立つジム・カスタムらを薙ぎ払い、連邦艦隊の艦艇ら目前まで部隊を進めることに成功した。

しかし、ガトーの後背より連邦のモビルスーツがライフルで牽制していた。

「!!・・・よくぞ、持ちこたえた。敵ながら天晴だな」

ガトーは連邦の艦艇の前で救援に来た連邦の先発隊が統制を取り戻し後退してきたことにガトーの強襲作戦はここまでと踏み、各自ソロモンへの補給のために帰投命令を出した。

ガトーは来た道をそのまま戻ることにしたがその前に牽制してきたジム・カスタムが立ち憚った。
ガトーは鬼気迫る勢いでジム・カスタムに叫びながら斬りかかった。

「邪魔だー!」

そのガトーの切り込みは凄まじかった。しかしそのジム・カスタムは紙一重で交わし、逆にサーベルでガトーのナギナタの持ち腕を切り取った。

「!!なんと・・・」

ガトーはその動きに驚きながらもその失った腕よりナギナタを奪い、そのジム・カスタムに再度斬りかかった。今度は慎重にだった。

「へえ〜。やるじゃないの奴さん」

ガトーに応戦したのはスレ
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