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ガンダムビルドファイターズ 〜try hope〜 外伝
敗者の剣(つるぎ) 中編
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ットストライクに隙が出来ているのに気づく。ユウとの試合で鍛え抜かれた動体視力、そのおかげで気づけた小さな隙。
だが、アンリミデットストライクの超高速剣撃の中突っ込むのは 些いささか無謀だろう。
「アサルト……」
しかし、そんなことはお構い無しにGNソードVを右肩に掛けて構える。スラッシュエッジUがガンダムエクシアホープを捉えた瞬間に、GNソードVをアンリミデットストライクに向けて突進しながら突き出した。
「おいおい。受けるどころか反撃までするか普通? 」
「知らん。とりあえず、これで終わりだろ? 」
スラッシュエッジUはガンダムエクシアホープの左隣に、GNソードVはアンリミデットストライクの左腰を貫いた。
ーーー−−
「午前の部、終〜〜了〜〜! 」
「「飯だーーー!! 」」
「今作って来るわ。アマミヤさん、モチヅキさん。手伝ってちょうだい」
「わかりましたー」
「わかった……」
シノ、アマミヤ、モチヅキがエプロンを着けて、いちば模型店の奥に行って調理を開始する。その間、俺達は製作途中のガンプラを作っていく。
「てか、なんだよこの超細かい作業は? 」
「黙ってやりなよヒロヤ君。他の皆はそれぞれ担当のガンプラを製作。シノさんとミサキが抜けた今、作業出来るのは僕と君だけなんだから」
「そうだが、けどなんでわざわざクリアーパーツで肉抜き穴してんだよ? 」
「んー。まあちょっとね」
「肝心な所は説明しないよなお前」
トウイはそれから何も言わず肉抜き穴をクリアーパーツを用いて埋めていき、俺も黙ってひたすら肉抜き穴を埋めていった。そんなことをしている内に、シノ達が料理を持って戻ってきたので、作業を一時中断して飯にありつける。
「二パーツしか完成しなかった…」
「まあ丁寧に作り込まなきゃいけないからね」
「せや。ガンプラの性能はその完成度によって左右される。こんな当たり前のことも出来んのか? 」
「いや知ってるっつーの」
「しかし、こうしている間に被害者は増えてるんだ。いち早く完成させたいと思っても不思議じゃないな」
「ランさんもあちこちに飛び回って追いかけているそうですけど、やっぱり捕まえられてないらしいですよ」
「全国各地、どこに出没するのかも分からずじまいだ」
「ミサキちゃん!おかわり! 」
「ユウ……少しは空気を読んで…」
食事をしながらブレイカー……もとい、エイジの行方や被害情報を話し合う。俺達がやられてからは、エイジは堂々とフレユールガンダムの姿を晒しながら次々とガンプラを破壊していっているそうだ。しかも全国各地に。
「キハラ。お前何か手がかりとか掴んでねえのか? 」
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