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ガンダムビルドファイターズ 〜try hope〜 外伝
敗者の剣(つるぎ) 前編
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を再開させた。

「けど、精神って一体………どういうことなのかしら? 」





ーーー−−

「ぐっ! 」

「胴!籠手!面! 」

鞭のように振るわれる竹刀を二刀で防ぐので精一杯で、反撃する隙がない。伊達に中学三年間全国優勝しているだけはある。

「やああぁぁぁぁぁぁっ! 」

「痛ってっ! 」

頭部に思い切り竹刀を叩き込まれ、竹刀を落として頭を押さえる。

「はい次! 」

「くっそ……やっぱり勝てないな…」

落とした竹刀を掴み取り、もう一度立ち上がって構える。

「こりゃ一本も取れないのか? 」

「…………なるほど、ね! 」

ユウは再度竹刀を正確に頭と胴、腕に向けて振るう。俺は頭と胴を竹刀で何とか防ぐも、左腕への攻撃を受けてしまい竹刀をまた落とす。

「さあもう一回!ヒロヤが一本取れるまで休憩も無いし、終わることもないからね! 」

「スパルタ過ぎるだろそれ!? 」

そう言いつつも竹刀を拾いもう一度構える。構えてすぐに、ユウに攻撃するも全て受けきられ、反撃に腹に竹刀が突き出された。

「ぐっ……! 」

当たる直前にバックステップを踏んで衝撃を和らげようとするも、ユウの突き出しの方が速く、見事に腹に当たって吹っ飛ばされた。

「がっ! 」

背中を壁に思いっきり激突し軽く呼吸が苦しくなり咳をこむ。

「ゲホッ!ゲホッ! 」

「ヒロヤ。今の君は自分の弱さを受け入れるというよりも、諦めてただ逃げているように感じるよ。それはエイジに負けて、皆を守れなかった責任感からなのかはわからないけどね。けど、今のヒロヤは前みたいな強さを持っていない」

「くっ………うるせえっ! 」

すぐに起き上がってユウに竹刀を振るうも、軽々と竹刀で防がれた。

「だいたい!お前だって負けた後凹んでたんだろ!?連絡とか寄越さなかっただろうが! 」

「違うよ……。連絡をしなかったのは悪いとは思ってる。けど、それは修行をしていたからだよ」

ユウは受けていた俺の竹刀を上に大きく弾くと、その竹刀はユウの左手の中に収まった。

「さあ、ヒロヤももう一刀持って構えて。今から僕が、本当の強さを思い出させてあげる」

「…………シノ。もう一刀持ってきてくれ」

「あ…………はい」

シノからもう一刀竹刀を受け取り、ユウと対峙する。すると、ユウは構えを解いて両手を下ろした。

「あれって確か、ボクシングとかの構えじゃ……」

「さあ。いつでもかかっていいよ」

「なら……いくぞ! 」

二刀の竹刀を構えて、ユウとの距離を詰める。そして左手の竹刀で脇腹目掛けて竹刀を振るう。しかし攻撃は当たらず、気づくと側頭部に痛みが走っており、倒れて
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