暁 〜小説投稿サイト〜
ガンダムビルドファイターズ 〜try hope〜 外伝
敗者の剣(つるぎ) 前編
[4/7]

[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話
つられて俺も竹刀を二刀構える。

「それじゃあ………いくよ! 」

「おう! 」

ーーー−−

「ヒロヤ君、今頃ボコボコにされてるかな〜」

「されてると思う……」

「てかメンバーの二人が抜けたら、俺達これからどうすりゃあいいんだ? 」

「ガンプラを製作してるしかありませんね。だから昼寝しようとしないでくださいサカキさん」

「ちっ!バレたか! 」

「せやけど、さすがにこの人数やと作業スピードもほんま上がるわ」

ヒロヤとミヤモトさんが剣道場に行った後、ヨシナさん一人にあの人数を相手させるのも何なので、せっかくだから皆でガンプラを製作することになった。
製作を再開させて一時間。よく考えたら、飲み物も何も持っていかないで行った事に気づく。

「よし、シノさん。ちょっとヒロヤ君とミヤモトさんの所に行ってきて」

「へっ?なんで私が?てか久しぶりの読心術ね」

「はい飲み物とあまりのおにぎりと薬箱」

有無を言わせないかのように、いちば模型店の袋に薬箱と飲み物とおにぎりを入れて渡してきた。

「ところでなんで薬箱? 」

「行けばわかると思うよ。あ、すぐには戻ってこなくて大丈夫だから」

そのまま放り出されるかのようにいちば模型店から追い出され、仕方なくヒロヤ達がいる剣道場へと向かう。

「……失礼するわよ」

扉を開けて中に入ると、ちょうどヒロヤが飛び出しだしてきた。いや、正確に吹っ飛んできた。

「痛って〜〜! 」

「さあ次々!………てあれ?どうしたのシノ? 」





ーーー−−

「た、助かった……ありがとなシノ。……って痛っ! 」

「薬箱はこういう意味だったのね。ほら動かない」

「いやー、飲み物とおにぎりまでありがとうねシノ! 」

「はいはい」

ユウと試合を開始し、今に到るまで一本も取れずにボコボコにされていた。途中で防具を付けていない事に気づき、その事をユウに言うと『防具無しでやってって言われたから大丈夫だよ! 』……と言い返された。ちなみにそう言ったのはもちろんトウイだ。

「にしても防具無しなんて一体何を考えてんだアイツ………てかこれガンプラ小説だよな?なんで俺は今剣道をやってるんだ? 」

「僕がトウイから聞いた時は、『剣術と精神を実践形式で鍛えて欲しい』って言われたけど? 」

「剣術はともかく何で精神なの? 」

「そこは聞いてないから僕にもわからないよ」

「まあ何にせよ、まずはユウから一本取るまでやるけどな」

シノから手当てが終わり、竹刀を二刀持って試合場に戻る。

「よーし!じゃあ再開しよっか! 」

ユウもおにぎりを食べ終え、竹刀を一刀持って試合場に戻り、すぐに試合
[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ