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ガンダムビルドファイターズ 〜try hope〜 外伝
長編 vinculum ελπι?
ブレイカー
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ベルと難易度でっと」
「ちょっといいかな? 」
バトルシステムの設定を終えると、突然後ろから声をかけられ振り返ると、そこには二人組の男が立っており、一人は髭を生やしている醤油顔で、一人は七三の髪型をしている若い男だった。二人共スーツを着ていたので、警察かなんかの人かと思う。
えっ?俺何か悪いことした?
「君がサオトメ ヒロヤ君か? 」
「はあ………そうですけど。俺に何か用ですか? 」
「いやね。実は最近、高校生がブレイカーを探していると聞いてね。毎日この店に来ていると知りこうして来てみたわけだ。ちなみに君の名前と顔は知ってるよ」
「はあ……」
「それで、そんな君達に頼みたいことがあるんだ」
「頼みたいこと? 」
「私は国際ガンプラバトル公式審判員をしているランという者でね。実はブレイカーの件では私達も捜索中なんだ」
「そこで僕達は今、各地域のファイター達に会ってまわっているんだ」
国際ガンプラバトル公式審判員……要はガンプラ関係の警察みたいなものか。
「なんでそんなことしてるんですか? 」
「実は今知っている限りでは、ブレイカーが使用している遠隔操作の端末は、限界範囲が半径5qなんだ」
「しかしそれがわかったところで捜しようがない。そこで時間稼ぎをしてもらいたいのだ」
「時間稼ぎ? 」
「そうだ。奴はバトルに乱入するために、半径5q以内にバトルシステムが入らなければいけない。更に、その間奴はその場から動けん。私達はその間にしか奴を見つけるチャンスがないんだ。だからそのための時間稼ぎだ。ガンプラバトルで、奴の足止めをしてくれないか? 」
「……ちなみに、そのブレイカーが倒されていた場合はどうなるんですか? 」
「いや、それはない。なんせ奴は三日前ぐらいに、ガンプラ学園のバトルに乱入したのだからな」
「!? 」
三日……前?じゃあつまり……
「ユウ達が…………負けた? 」
「さすがに、剣聖でも倒すまでにはいかなかったんだろう。被害報告はどれも全て同じだ。文字通り、跡形もないそうだ」
「…………」
「一応この名刺に電話番号を書いておく。いいか。もし遭遇したらすぐに私達に連絡するんだ」
「………わかりました。………………俺が皆の仇をとってやる」
俺はランさんから名刺を受け取り、ランさんは去っていった。ランさんが去っていった後、俺はいつもの倍以上にバトルをした。
「………絶対に倒してやる」
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