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ガンダムビルドファイターズ 〜try hope〜 外伝
長編 vinculum ελπι?
ブレイカー
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「わあっ!? 」

黒色に塗装し、出来たばかりのウイングガンダムで近くの店でバトルをしていると、どこからか機体が接近するアラートが鳴った。
最初はこの店の客か何かかと思いバトルシステムの奥を見ると、そこには誰もいなかった。誰もいないことに不信感を抱く。乱入してきた機体は、姿が確認出来るかどうかの距離で待機すると、その機体の周りが光り出し、何事かと思った矢先に大量の剣がこちらに向かってきていた。

急いで回避行動を取るもギリギリ間に合わず、左足に数本に突き刺さり、そのまま左足を地面に固定されてしまった。

「このっ! 」

バスターライフルを乱入者に向け、最大出力で攻撃した。最大出力のおかげか、ビームは途切れることなく乱入者に向かっていき、乱入者はその場から動かず呆気なくビームに呑み込まれていった。

「なんだったんだろ……」

安堵の息を吐き、終わったと思いウイングガンダムを取り出そうとすると、バトルがまだ終了していないことに気づく。しかし気づいた時には遅く、ウイングガンダムは全身跡形もなく剣に突き刺されおり、最後には機体を丸ごと呑み込めるほどの一本の大剣がウイングガンダムを貫通し、ウイングガンダムの姿が見えなくなった。いや、正確には無くなった。

「あ…………」

『……貴様みたいなゴミが戦う資格はない……あるべきところへ帰すべきだ』

乱入者からそれだけ通信が入り、バトル終了のアナウンスが鳴った。あまりの出来事に唖然とし、バトル装置の上には、どこにもウイングガンダムの姿は無く、あったのはごくわずかの破片だけだった。

「ダメージレベルはCのはずなのに…………」





ーーー−−

高校二年の春。俺達はまたクラスが一緒になり、いつも通り弁当を食べていた。そんな中、シノがいきなり変な話をしてきたのだった。

「ブレイカー? 」

「そう。最近色々な所で謎の乱入者が現れ、強制的にバトルをしてくるそうなのよ」

「謎ってなんだよ謎って」

「その場に乱入者がいないって事だよヒロヤ君。ついでに言うなら、きちんと機体の姿を確認した人もいないらしいよ」

「じゃあその場所じゃない違う所でバトルしてるってことかよ」

しかも機体も確認出来てないのか……どんな超遠距離攻撃なんだよ。

「んで、なんでブレイカーなんて大層な名前がついたんだ? 」

「バトルした相手のガンプラを、ダメージレベル関係無しで破壊するからよ。それも跡形もなくね。現にダメージレベルをCに設定したはずなのに、ダメージはそのまま反映されるらしいし」

「これまた謎だな」

「しかも、やられている人全員は戦意喪失のあまりか、バトル後はガンプラにすら触ってないらしいわよ」

「それはいくらなんでもガセじゃ
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