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魔法少女リリカルなのはStrikerS〜赤き弓兵と青の槍兵
本編
七話〜英霊と優しき少女
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じゃあ、夜の訓練は終了。おつかれさま〜」
「「「「お、おつかれさまでした〜」」」」
みんなが帰った後、データ整理をしていると、不意に横から紅茶を差し出される。
「君もよくやるな。朝から晩まで一日中面倒を見てやるなどなかなかできることではないぞ」
「士郎君………」
「しかし、君の教導を見ていると、私がされていたのがものすごいスパルタで訓練と呼べるようなものでなかったことを改めて思い知らされるよ」
「いったいどんな訓練をされてたの?」
あの強さを生み出すような訓練、とても気になった。
「そうだな…………手合せと言って一方的にやられる中での剣技、魔術の訓練と称した一方的暴行、後は人外相手の実戦などだな」
「あ、あははは………」
全く参考にはならなそうな訓練だった。
「だが、おかげで………命のやり取りの中で生き残る術は身についた」
「命の………」
士郎君やランス君の戦闘で感じた違和感。それは……
『負け=死』という残酷な世界で生きてきて身についた動きだったからなのかな。
「すまない、辛気臭くなってしまったな」
「ううん………あのね」
「なんだ?」
だからだろうか。あの事を話してみようという気になったのは。
「私……死にかけたことがあるの。任務中に」
「………」
「小学五年生の時にね、任務の帰りに襲われたとき、今までの無茶がたたって撃墜されて。体とリンカ―コアに深刻なダメージを受けたの。医者には立って歩けなくなるかもしれないって言われて。とっても怖かったし、みんなに迷惑をかけた。絶望もした。だから、ね。私は教え子に無茶をしてほしくないんだ。あんな思いは、してほしくないから………」
「そうか」
しばらく黙っていた士郎君だったが、不意に語りだした。
「私の肌と髪の色、不思議に思うだろう?」
意図が分からない質問だった。だけど、確かに気になっていた。私と同じ日本人。白髪は百歩譲ってあったとしても、浅黒い肌になどなるはずはない。だから……
「理由が、あるの?」
そう、聞いていた。
「ああ。これはな、投影の使い過ぎ、なんだ」
投影―――
士郎君の魔術。その所為―――?
「以前、私の固有結界の話をしただろう?あれはな、行使しすぎれば自らを滅ぼす――と言って、師にあまり多用するな、と言われていたんだ。だが――――
私は師と決別し、その力を使い続けた。結果は、もともと赤銅色だった髪は白く、肌の色は変色した。強すぎる力は己自身を滅ぼす………まさしくそんな感じだ」
「どうしてそこまで………?」
「かなえたい、
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