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魔法少女リリカルなのはStrikerS〜赤き弓兵と青の槍兵
本編
七話〜英霊と優しき少女
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「あの……フェイトさん」
「何?エリオ。」
「今日はランスさんは……」
「ランスはね、新しい魔法を試すってなのはのところに行ったよ」
「そうなんですか……」
「きゅくる〜」
残念そうなエリオ。かなりなついてるみたいだね………ちょっとさびしいかも。
side なのは
「良いよ、ティアナ。その調子」
「はい!」
「ティアナみたいな射撃型は一々避けたり受けたりしてたら仕事ができないからね」
「はっ!」
後ろの魔力弾を撃ち落とせずに回避するティアナ。
「ほら、そうやって避けると後が続かない!」
ちらりと横目でランス君の方を見ると………
背後の魔力弾をまるで目が後ろにあるかのように正確無比に撃ち抜いていた。
初見で私の魔法をまねたり、近接戦はフェイトちゃんやシグナムさんとも互角以上。しかも本気じゃないのに。
二人にはリミッターもあるとはいえ………
ほんと、すごい才能。
おまけに今日は………
朝〜
「なのはの嬢ちゃん、ちょっといいか?」
「何?」
「収束砲、だったか?あれ教えてくれ」
「ええ!?」
…………………
ときたものだ。
まだ魔法に触れて三週間ちょっと。だというのに………
魔力量が嘘のような強さ……リミッターが付いたとしてもオーバーSレベルの戦闘能力があるのは間違いないよね……
しかも奥の手たる魔術と自身の持つ魔槍を使ってはいない(気づかれてないだけで魔術は使ってますが)のだ。
と、ティアナが今度はしっかりと魔力弾を撃ち落とす。
「そうそう!その調子!」
ティアナもいい感じ。
「射撃型の神髄は?」
「あらゆる相手に、正確な弾丸をセレクトして命中させる。判断速度と命中精度!」
「そう!チームの中央に立って、誰より早く中、長距離を制する。それが、私やティアナのポジション、センターガードの役目だよ!」
「はい!」
side シグナム
「いや〜、やってますねぇ」
「そうだな。やる気があるのはいいことだ」
「初出動がいい刺激になったみたいだな」
現在、モニターで訓練を見ているのは私とヴァイス、デバイスが調整中の衛宮の三人だ。
「若いっていいっすね〜」
「若いだけあって成長も早い。まだしばらくは、危なっかしいだろうがな」
「若いころは我武者羅なものだ。それが裏目に出ることもある。それを止めてやるのが私たち年長者だろう?」
「衛宮の旦那って年の割にずいぶん老けたこと言いますね」
「なにしろ私は平穏という言葉と無縁の人生を送ってきたのでね。自然とこうなったのさ」
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