暁 〜小説投稿サイト〜
ソードアート・オンライン〜隻腕の大剣使い〜
第5話友を斬り裂く鬼の太刀
[2/4]

[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話
ウ?」

「・・・・・・さねぇ・・・!」

「・・・お兄ちゃん?」

「・・・・・・てぇ・・・さねぇ・・・!」

「・・・ライリュウ・・・どないした・・・!?」

「ライリュウくん?」

「どうした?ショックで動けねぇか?それとも恐ぇのか!?ひゃははははは!」

いきなりミストガンをーーー友達を斬り殺しやがってーーーこいつだけはーーーこいつだけはーーー

「てめぇだけは・・・・・・・・・絶対ぇ許さねえぇぇぇぇぇぇぇぇ!!」

「あぁ?・・・・・・ごふっ・・・!」

オレはこいつに、弾を殺したこのバカ野郎をオレの愛剣《サイレント・ワイバーン》で斬りかかった。思いっきり、スピードと威力を込めて。

「今のはミストガンの怨みだ!」

「ひ・・・ひぃぃぃ!」

まだ殺してない。だけど今の一撃でビビってやがる。一度斬られたくらいでビビってんなら殺すんじゃねぇよ。とりあえずーーー

「てめぇ何者だ?なんでゲームオーバー=現実の死を意味するこの世界でPK・・・プレイヤーキルなんてしやがった!」

従来のオンラインゲームではプレイヤーキル、略称PKは割りと普通にあった。ゲームオーバーになってもアイテムやステータスがデスペナによって一部失われるだけ。だがこのゲーム、SAOーーーソードアート・オンラインは訳が違う。実際に現実で死んでしまうんだ。
オレの質問にミストガンを・・・弾を殺したこの男は・・・

「PKはプレイヤーに与えられた権利だ。何が悪い?」

『!?』

こいつーーー殺しに何の迷いもない。それどころか殺しを楽しんでやがる!オレは視線をフォーカスしてこいつの頭の上を見てみた。ーーーこいつ、カーソルが!

「おまえ・・・犯罪者(オレンジ)プレイヤーか!?」

「《オレンジプレイヤー》?」

オレが発した言葉にミラが反応する。そういえば、まだ教えてなかったなーーー

「視線をフォーカスするとオレたちの頭の上に緑色のカーソルがあるだろ?犯罪を犯すとカーソルがオレンジになる。オレンジプレイヤーっていうのは要するに・・・犯罪者なんだよ。時と場合によっては実質的には犯罪者っていう訳でもないけど・・・」

「犯罪者!?そんなんがいたらみんな殺されてしまうわ!」

「・・・プスッ!犯罪者(オレンジ)?そんな甘いもんじゃねぇよ。オレたちはレッド・・・殺人者だよ!」

『!?』

こいつの言葉にオレを含めてみんなが驚いた。こいつは自ら進んでPKを行っていたんだ。ーーーオレたち?

「オレたちってどういうことだ!?他にもいるのか!?」

「・・・ああ、いるぜ。もうすぐ近くに!」

「!?みんな逃げろ!」

『!?』

こいつにも仲間がいた。殺人集団という仲間が。
[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ