暁 〜小説投稿サイト〜
雷の第一世代
マスター現る!
[5/7]

[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話

「よかないわ!」

キアラとナツのやり取りにマスターが突っ込む。

「そして・・・トニーとここにはいないがあの大馬鹿者!貴様らが一番多いんじゃ!」

そう言ってマスターが取り出したのはさっきの文書の2倍はある文書の束。

「トニー・・・魔法教団を拘束したが、その際に辺り一面を更地に変え、森5つを吹き飛ばす。そして、アンバルの姫に告白されるが、『俺にはミラがいる!』と言って一蹴した。姫はそれっきり吹き込んでおり、損害賠償を請求されておる。・・・外67件」
「スマンスマン」

ギルドの全員が目を見開いた。
そりゃあそうだろう。
1人でこれだけやらかしたのだから。

「そして・・・ここにはいないがあの大馬鹿者・・・依頼先で大暴れ。街を14つ更地にするが、街中の女の子に庇われ無罪。闇ギルドに潜入したことが闇ギルドにバレ、戦闘になり、森を5つ程更地にした。魔法の練習と言って山を2つ吹き飛ばす。・・・外81件」
「流石だな!」
「感心しとる場合か!」

呑気なナツにマスターが突っ込んだ。
そしてまたまた皆は目を大きく見開いた。
まぁ2人でナツやグレイ達の2倍以上もの文書があるのだから当然とも言えるが。

「貴様らァ・・・ワシは評議員に怒られてばかりじゃぞォ・・・」

マスターはプルプルと震えだし、そこにいたもの全員が気まずそうな顔をした。
そしてルーシィはビクッと震えた。

「だが・・・」

今までの言葉とは正反対を示す言葉を発した。

「評議員などクソくらえじゃ」

そう言って2つの文書を燃やし、投げた。
するとナツがそれを喰った。

「良いか。理を超える力はすべて理より生まれる。魔法は奇跡の力なんかではない。我々の内にある『気』と自然界に流れる『気』の波長が合わさり、初めて具現化されるのじゃ。それは精神力と集中力を使う。いや、己が魂全てを注ぎ込む事が魔法なのじゃ。上から覗いてる目ん玉気にしてたら魔道は進めん。評議員のバカ共を怖れるな」

そう説きながらにんっと笑う。。

「自分の信じた道を進めェい!それが妖精の尻尾
フェアリーテイル
の魔導士じゃ!」
『オォォォォォオオオオオオッ!』

マスターの声に全員が歓声をあげ、先程までの喧嘩が嘘のように笑いあった。















「じゃあナツが火竜(サラマンダー)って呼ばれてたのか!?他の街では」
「へぇ〜ナツの魔法ぴったりの別名だね」

ナツの別名について話しているとハッピーが

「ナツが火竜(サラマンダー)ならオイラはネコマンダーでいいかなぁ」
「マンダーって何よ」

と意味の分からないことを言い出した。
因みにナツはミラのお手製、ファイアパスタ、ファイアチキン、
[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ