マスター現る!
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「よかないわ!」
キアラとナツのやり取りにマスターが突っ込む。
「そして・・・トニーとここにはいないがあの大馬鹿者!貴様らが一番多いんじゃ!」
そう言ってマスターが取り出したのはさっきの文書の2倍はある文書の束。
「トニー・・・魔法教団を拘束したが、その際に辺り一面を更地に変え、森5つを吹き飛ばす。そして、アンバルの姫に告白されるが、『俺にはミラがいる!』と言って一蹴した。姫はそれっきり吹き込んでおり、損害賠償を請求されておる。・・・外67件」
「スマンスマン」
ギルドの全員が目を見開いた。
そりゃあそうだろう。
1人でこれだけやらかしたのだから。
「そして・・・ここにはいないがあの大馬鹿者・・・依頼先で大暴れ。街を14つ更地にするが、街中の女の子に庇われ無罪。闇ギルドに潜入したことが闇ギルドにバレ、戦闘になり、森を5つ程更地にした。魔法の練習と言って山を2つ吹き飛ばす。・・・外81件」
「流石だな!」
「感心しとる場合か!」
呑気なナツにマスターが突っ込んだ。
そしてまたまた皆は目を大きく見開いた。
まぁ2人でナツやグレイ達の2倍以上もの文書があるのだから当然とも言えるが。
「貴様らァ・・・ワシは評議員に怒られてばかりじゃぞォ・・・」
マスターはプルプルと震えだし、そこにいたもの全員が気まずそうな顔をした。
そしてルーシィはビクッと震えた。
「だが・・・」
今までの言葉とは正反対を示す言葉を発した。
「評議員などクソくらえじゃ」
そう言って2つの文書を燃やし、投げた。
するとナツがそれを喰った。
「良いか。理を超える力はすべて理より生まれる。魔法は奇跡の力なんかではない。我々の内にある『気』と自然界に流れる『気』の波長が合わさり、初めて具現化されるのじゃ。それは精神力と集中力を使う。いや、己が魂全てを注ぎ込む事が魔法なのじゃ。上から覗いてる目ん玉気にしてたら魔道は進めん。評議員のバカ共を怖れるな」
そう説きながらにんっと笑う。。
「自分の信じた道を進めェい!それが妖精の尻尾
フェアリーテイル
の魔導士じゃ!」
『オォォォォォオオオオオオッ!』
マスターの声に全員が歓声をあげ、先程までの喧嘩が嘘のように笑いあった。
「じゃあナツが火竜って呼ばれてたのか!?他の街では」
「へぇ〜ナツの魔法ぴったりの別名だね」
ナツの別名について話しているとハッピーが
「ナツが火竜ならオイラはネコマンダーでいいかなぁ」
「マンダーって何よ」
と意味の分からないことを言い出した。
因みにナツはミラのお手製、ファイアパスタ、ファイアチキン、
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