マスター現る!
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「かかって来いっ!」
両手に炎を纏うナツ。
「魔法!?」
「これはちょっとマズイわね」
いくら天然のミラでも困ってしまう。
と、そこに。
「そこまでじゃ。やめんか、バカタレ!」
「でかーーーーーーーーーーーーーーーっ!」
ギルドの天井に付きそうな程デカイ巨人がいた。
だが、巨人の一喝により全員の魔法が停止した。
「あら・・・いたんですか?マスター」
「マスター!?」
ルーシィはマスターがこの巨人だということに驚愕した。
「ちっ」
「フン」
「ちぇ〜」
「ミラぁ!大丈夫かぁ!?」
「酒」
「あ〜あ」
「ふぅ」
巨人・・・いや、マスターの一喝で皆はそれぞれの反応を見せる。
「だーっはっはっはっ!皆してビビりやがって!この勝負は俺の勝・・・ぴ」
そんな中で1人調子に乗っていたナツはマスターに踏み潰された。
「む、新入りかね」
「は、はい・・・」
「ふんぬぅぅぅ・・・!」
ようやくルーシィに気付いたマスターは急に力みだし、ルーシィはそんなマスターを見て唖然としていた。
「えぇーーーーーーーーっ!?」
「よろしくネ」
マスターはどんどん小さくなっていく。
そして最後にはルーシィの膝の辺りまでの身長になった。
そんなマスター、マカロフはシュタッと片手を挙げた。
「とう!」
2階の手摺に登ろうとしたが、後頭部を強打。
・・・見なかったことにしよう。
「ま〜たやってくれたのぅ、貴様等。見よ、評議会から送られてきたこの文書の量を」
マスターの手には大量の文書が握られていた。
「まずは・・・グレイ」
「あ?」
「密輸組織を検挙したまではいいが・・・その後街を素っ裸でふらつき、挙句の果てに干してある下着を盗んで逃走」
「いや・・・だって裸じゃマズイだろ」
「まずは裸になるなよ」
マスターはため息を盛大につく。
「エルフマン!貴様は要人護衛の任務中に要人に暴行」
「『男は学歴よ』なんて言うから、つい・・・」
マスターはふるふると首をに振る。
「カナ・アルベローナ。経費と偽って某酒場で飲むこと大樽15個。しかも請求先が評議会」
「バレたか・・・」
何故バレないと思ったのだろうか。
「ロキ・・・評議員、レイジ老師の孫娘に手を出す。某タレント事務所からも損害賠償の請求が来ておる」
その言葉を放ったあと、ガクッと肩を落とした。
「そしてナツとキアラ・・・デボン盗賊一家壊滅するも民家7軒も壊滅。チューリィ村の歴史ある時計台倒壊。フリージアの教会全焼。ルピナス城一部損壊。ナズナ渓谷観測所崩壊により機能停止。ハルジオンの港半壊」
「そんぐらいいいじゃん、ねぇ、ナツ」
「おう!」
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