暁 〜小説投稿サイト〜
雷の第一世代
マスター現る!
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長し、顔立ちも整った。
だが・・・

「グレイ・・・アンタ、なんて格好で出歩いてるのよ」
「はっ!しまった!」

格好が今一度だ。
どのような格好かというと・・・パンツ一丁だ。
何故かグレイには異常とも言える程の脱ぎ癖があるのだ。

「これだから品の無いここの男共は・・・イヤだわ」
「オオゥ!ナツゥ!勝負せェや!」
「服着てから来いよ」

そう言って大樽ごと酒を飲むのはカナ。
こちらも7年前よりは大人っぽくなったのだが・・・品が無い気がする・・・。
ルーシィはその光景を見て言葉を失った。

「くだらん」

そんなルーシィの背後から現れたのはエルフマン。
もう昔の弱気なエルフマンではなく、筋肉がつき、体が大きくなっている。

「昼間っからピーピーギャーギャー、ガキじゃあるまいし・・・漢なら拳で語れ!」
「結局喧嘩なのね・・・」
「「邪魔だ!」」
「しかも玉砕!」

(おとこ)を語るが、ナツとグレイにあっさりと吹き飛ばされる。

「ん?騒々しいな」
「あ!『彼氏にしたい魔導士』上位ランカーのロキ!」
「まざって来るね〜」
「頑張って〜」
(ハイ消えたっ!)

女の子達とイチャイチャとするロキを見てルーシィは何かの雑誌のロキの事が書いてある欄に大きくバツ印を書いた。

「な、何よコレ・・・まともな人が1人もいないじゃない・・・」
「だ、大丈夫・・・?」
「え?」

突然声を掛けられたルーシィが振り向く。
そこには鮮血の様に真っ赤な髪に透き通る様なグレイの目をした少女がいた。

「だ、誰・・・?」
「あ、やっぱり知らないか〜」
「え?」
「アタシはフレア。あなた、新人?」
「は、はい、ルーシィです」
「ルーシィ、これからよろしくね!」
「はい!」

フレアとは仲良くできそう、と思った矢先。
ドッカァーン!
フレアの上に机が乗っかった・・・いや、飛んできた。

「キャー、フレア、大丈夫!?」

ルーシィが急いでフレアに呼び掛ける。
すると机がドッシィーンとおおきに音を立てて床に落ちた。

「あたた・・・ルーシィ、大丈夫?」
「は、はい・・・」
「これからは敬語なしで行こーよ」
「そうだね、フレア」
「じゃあ、アタシは喧嘩混ざってくるね」
「う、うん・・・」

結局喧嘩か、と思いながらフレアを見送る。

「見ねぇ顔だな」
「新人さん?」
「ミ、ミラジェーン!キャ〜!本物〜!」

グラビアでしか見ることが出来ないミラを生で見ることが出来て興奮するルーシィ。
そしてミラの後ろにはミラの恋人のトニーがいた。
興奮していたルーシィはすぐさま我に帰る。

「ア、アレ止めなくていいんですか!?」
「いつもの事だからぁ」

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