マスター現る!
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「わぁ・・・大っきいね」
そう言ってルーシィが目の前の建物を見上げる。
建物の前の看板には堂々と「FAIRY TAIL」と書いてある。
「ようこそ、妖精の尻尾へ」
「早く中に入ろう!」
ハッピーがそう言い、キアラが急かした。
此処は妖精の尻尾。
フィオーレ王国にあるマグノリアという街の唯一のギルド。
妖精の尻尾は依頼に行くと共に様々な問題を起こす。
それ故、その悪名はフィオーレ中・・・いや、大陸中に知れ渡っている。
「ミラちゃーん!こっちビール3つお願い!」
「はいはーい」
そう言って微笑むのはミラ。
しかしどうしたことか、昔のミラのように狂暴ではなく、おっとりとした看板娘へと変貌を遂げている。
「ミラちゃ〜ん」
「はいはい、何かしら?」
そう言ってミラを呼ぶのはワカバ。
これまた昔とは違く、老けていr「うっせー!」。
ワカバは吸っていた煙をフーッと吐いた
「今度俺とデートしてよぉ」
「あ!ズリィ、抜け駆けすんなよ」
「もぉ・・・」
ワカバの言葉にミラは右手だけでお盆を持ち、左手を動かした。
「あなた、奥さんいるでしょ?」
「どわーっ!うちの嫁なんかに変身するなよォ!」
「ワ〜カ〜バ〜?」
「げっ、トニー!」
「ミラは俺のだっての!」
そう言ってワカバに鉄拳を落としたのはトニー。
ミラの恋人だ。
「あ」
ミラは変身を解き、ギルドにある大きな扉の方を向く。
「ただいまー!」
「ただー」
「たっだいまー!」
そこには怒った様に扉を蹴って入って来るナツ、元気よく入ってくるハッピーとキアラがいた。
「ナツ、ハッピー、キアラ。おかえりなさい」
「また派手にやらかしたなぁ。ハルジオンの港の件・・・新聞に載・・・て」
「テメェ!火竜の情報、ウソじゃねェかっ!」
「うごっ」
「あら・・・ナツが帰ってくるとさっそくお店が壊れそうね。うふふ」
「もう壊れてるよ・・・」
ミラの天然発言にフレアが突っ込む。
フレアはキアラ、トニーと同じく、シュレとナツが入ってから三年目にギルドに加入した。
「誰かナツ止めろー!」
「ぎゃふっ」
「てめ・・・ナツ・・・」
「痛て・・・ハッピーが飛んで来た」
「あい」
ナツがギルドのみんなを巻き込んで乱闘を始める。
「すごい・・・あたし本当に、妖精の尻尾に来たんだぁ」
ルーシィが感激して1人呟いていると、バタバタと誰かがやって来た。
そして来るなり、
「ナツが帰って来たってぇ!?テメェ・・・この間の決着つけんぞ!コラァ」
と、ナツに喧嘩を売ったのはグレイ。
この7年間で成
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