21 シルフカンパニー
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ボールから出てくる。
暗闇にゲンガーの鋭い眼光とにやりと見せる歯が浮かび上がる。
ブルー「なんか不気味ね……
まあいいわ、指を振って何か凄い技で天井に穴を開けるのよ!」
ゲンガーの指を振る攻撃。
ゲンガーの跳ねる!
しかし何も起こらない。
ブルー「なにピョンピョン飛び跳ねてるのよ……
あんた真面目にやりなさいよ! もう1回!」
ゲンガーの指を振る攻撃。
ゲンガーの毒ガス攻撃!
ブルー「ちょっとゲンガー、あんた何したの!?
息が苦しい……」
地下通路に毒ガスが充満する。
それを吸ったブルーは倒れてしまう。
その後もゲンガーは指を振る攻撃を続け、技ポイントが無くなったらブルーのバッグを漁ってピーピーエイドを勝手に使い、28回目でやっと穴を掘るを引き当てる。
そして天井を掘り進んでいき、地下からのシルフカンパニー本社の侵入に成功する。
お姉さん「疲れてるみたいよ!
仮眠室で休んでいったら?」
優しそうな女性の声が朧気に聞こえる。
ブルー「ここは……?」
お姉さん「シルフカンパニー本社の9階よ。
この子があなたをここまで連れてきたみたいね」
隣のベッドにゲンガーが座っている。
ブルー「そうだ、あたしは毒ガスを吸って……」
お姉さん「毒ガス? ロケット団がまた悪さしてるのね」
ゲンガーが撒いたとは言わなかった。
ブルー「あの……ここにあたしと同じくらいの歳の男の子が来ませんでしたか?」
お姉さん「赤い帽子をかぶった子が来たわよ」
ブルー「レッドが……?
黄色い髪の男の子は?」
お姉さん「さあ、そんな子は見てないわね」
ブルー「そうですか……」
お姉さん「その子もロケット団を倒しに来たの?
レッドって子もそんなことを言って社長室へ行ったわ」
ブルー「来たかはわからないけど……行かなきゃ!」
ブルーはベッドから飛び起きる。
お姉さん「気をつけてね」
がらんとしたビルの廊下を歩いていく。
ふと窓の外を眺める。
建物の中も外もロケット団員は見あたらない。
以前ヤマブキシティに来たとき、ロケット団員が街に溢れかえっていたのが嘘に思えるほど誰もいない。
奇妙な静けさの中、ブルーは社長室の扉の前まで来る。
念のためノックをして開ける。
ブルー「あれ? エリカさん?
どうしてここに?」
エリカ「あらブルーさん、お久しぶりでございますわね」
エリカの他には中年の男性と若い女性がいる。
サカキ「ほう、知り合いか?」
エリカ「はい、会長」
ブルー「会長!?」
エリカはサカキを示す。
エリカ「こちら、シルフカンパニー会長のサカキでございます」
サカキ「よろし
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