暁 〜小説投稿サイト〜
詩集「棘」
そぼ降る恋しさに打たれながら

[8]前話 [2]次話


四季は取り留めもない万華鏡
日々に流れ…変化してゆく…
翼を奪われた僕には
それがとても眩しくて…辛いよ

砂の城は波に攫われ
時は瞬く間に過ぎてゆく
想い伝えられないこの恋は
どんな結末…迎えるのだろう…

そぼ降る恋しさに打たれながら
君のいない大地を眺めてる
変わりゆく時の欠片を
ただ…愛おしく抱きしめた…


振り向かれるはずもない恋心
想いはつのり…打ちひしがれて…
縋るものさえないこの今を
どうやって過ごして行けと言うの?

梢の葉は風に散らされ
淋しさは夜の闇のように…
心抑えられないこの想い
いつかはきっと…砕けるのだろう…

そぼ降る恋しさに打たれながら
ありもしない影を追い求める
変わることのない心を
ただ…切に探し歩いて…


何も得られぬ人生(トキ)ならば
せめて一つの我が儘を…
僕のこの気持ち…君へと
伝えてもいいかな…

そぼ降る恋しさに打たれながら
始まることも…終ることもない
この恋の一部始終を…
ただ…一人で見つめてる…

そぼ降る恋しさに打たれながら
君のいない街並み眺めてる
流した涙はいつの日か
きっと幸せの種となる…

ほら…虹が見えるね…




[8]前話 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ